9月の塗り絵カレンダーの絵
♬赤い花なら 曼珠沙華〜オランダ屋敷に雨が降る〜
昭和14年、10月に発売された歌「長崎物語」。
(ただ、長崎つながり、というだけですバイ)
金、土、日と3日間かけて、1冊の本をじっくりと読みました。
きっかけは、8月31日の朝日新聞、この記事です。
後半は有料記事ですが、さわりだけでも...
あの第二次世界大戦の終末を
「核戦争」と書いたタイトルの本、まずそこに驚きました。
アメリカでは、
日本に敗戦を受け入れさせるためには、原爆は必要だった。おかげでそれ以降のアメリカなど他国民の命が救えた。
という考え方が根強くあります。
(実際は、もう日本にはそんな力は無かったでしょうが)
高校時代、日本に留学経験があり、
修学旅行で長崎原爆資料館も訪れていたスーザンさんでしたが
頼まれて、谷口さんの講演を通訳するうちに
原爆の使用が人間にもたらした結末についていまだに何も知らないでいることを
思い知った。
といいます。
37年前に通訳として被爆者の谷口さんと出会ったということは、シニア世代になられるのかしら...と思ったら、
4年前の長崎新聞に62歳と出ていて…66歳。
ほぼ同じ年代でいらっしゃることがわかりました。
16歳で被爆して、約4年間うつ伏せで治療をうけた谷口稜曄(すみてる)さんの赤い背中の写真は知ってましたが
その痛み、苦しみ。
被爆した少年少女の、その後の人生を知ることで、核の恐ろしさが染み透る気がしました。
非人道的と批判されないよう、原爆の
人や環境への影響を
ほとんど報道しなかったアメリカ。
その国で、『Nagasaki』は「デイトン文学平和賞」などを受賞しています。
発行から4年経っているためか、図書館ですぐに借りることができました。
英語が堪能な方は、こちらの原書はいかがでしょう。
