花は咲かねど実は結ぶ

昨年の晩秋、暖かい小春日和の日が続きましたよね。
「おいおい、今年、冬来るのか?」みたいに。
そしたら、うちのすみれ、咲いたんですよ。ほれ、このとおり。
このすみれは、さんちか(三宮駅すぐの地下街)で
お花の展示即売をやっていたところを通りかかって
買った小さな1株です。3~4年前だったでしょうか。たしか…400円くらい。
「明神すみれ」
そんなプレートが付いていました。
野の花を道ばたで見かけても、他の人も楽しみに見てるかもしれないので
抜いて持って帰るなんてできませんものね。
こうやって、販売されているところに引き寄せられるなんて
こりゃ運命でしょ?

翌年、自然に3株に。種が飛んで、あちこちの鉢に「おじゃまシマス~」
そして昨年はもうどうなっているの?…つ~くらい増えました。
こんなですわ。(2006.4.19撮影…他にも咲いたんだよ)
肥料もやらんのに、強い子だね。


はじめてすみれを育ててみて「おやっ?」と思うことがありました。
すみれは早春に咲き始め、やがて花をつけなくなります。
なのに、花と同じような軸はついて、
花が咲かないのに、いきなり実がなります。
も、どんどんどんどん実がでてきます。
この咲き方を閉鎖花というんですって。
花びらは無いけど、一応花なのね。
「あれこれ それなりクラブ」というページの「植物の不思議を探そう」のコーナーによりますと、
「この時期の花は閉鎖花と言って開かない花なのです。
花を咲かせるよりも閉鎖花のまま自家受粉した方がエネルギーが少なくて済み、
効率的なのでしょう。
効率的に沢山の種を作り、子孫を増やそうとしているのだと思います。
遺伝子の交換は春だけにして、同じ遺伝子の種を沢山作った方が
競争優位性があると選択したのでしょう」。
閉鎖花の種も普通にはじけて、芽が出て、春に花が咲くそうですヨ。
また、こんなことも。
「 早春だけ花を咲かせ、他の個体の花粉で受粉して遺伝子を交換します。
しかし、スミレは初夏から秋まで花を付け続けます。
自然の中で夏や秋にスミレの花を見たことのある人はいないと思います」
あの~、うち咲いてますけど。
あっ、自然じゃないのか。都会のベランダは…????
地球温暖化の影響は花のリズムをも 狂わせるのだねぇ。
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これって、人間の世界に置き換えて考えるとおもろいね。
やっぱ、人間も結婚しないで子供つくって育ててもいいんちゃう?
だって結婚生活に向かない男、結構いるもん。
子供を虐待したり、健康なのに働かんでパチンコに狂ってるお父ちゃん、
いない方がまし、って思う。(うちはそこまでひどくないが

とはいえ、いいお父ちゃんがいる、というのはやっぱ理想やけどねぇ。
むずかしいね。
あの家のお父ちゃんいいわ~うちにもちょっと来て…なんて無理でしょ?
(それって重婚じゃん!? あるいは不倫?)
たまに「お母ちゃんいない方がまし」ってパターンもあるでしょうけどね。
どっちにしろ、子どもたちがより健やかに育ちますように願います。
(最後はエンゼルきなこで締めくくり。

