昨夜消灯前に主治医たちがお部屋に来ました
「今日のCTでは、病気の方はキムリアのお陰で落ち着いてます。でも、肺の炎症が少しずつ大きくなってる」
少しの肺炎でも、移植で免疫なくすにはリスクが大きい。キムリアが働いてくれているうちに肺炎の原因を見つけたい。場合によっては移植が遅れるかもしれないそうです
その上、主治医から言われたことは
「キムリアをしていなければ、移植まで持たなかったかもしれない。抗がん剤だけでは絶対にここまで押さえられなかった」
絶対にって。。お医者さんなかなか言わないパワーワードだわ
ちなみに、初発の寛解レベルまでキムリアさんが頑張らないと移植スキップはありえず、その希望は薄っすいらいしです
そうか、わたし綱渡り闘病なのね。
踏み外したら終わりなんだ…
明日はICで、副作用オンパレードの話を聞く予定なんで、事前にいい心の準備が出来たってもんです
そんな不安なワードで少し落ち込む私に、夜勤の看護師さんは
「肺炎?そんなん良くあることですよ。あれだけ調べれば色々見つかりますよ、キムリアからの移植もたくさんいるし、みんな元気に退院していきますよ~」
慰める風でもなく、看護師はあっけらかんとみなさん話してくれます。
治療の責任を請け負う医者と、たくさんの患者を代わる代わる日々見ている看護師の見方。
よし、今は同業者の意見を心に採用しよう!!レッツポジティブ!
病棟には毎日たくさんのいろんな患者さんがいて、看護師は毎日、毎勤務では、振り分けられた患者さんを担当します。
プライマリーな患者さんは、なるべく受け持つように配慮しますが、基本はその勤務帯のスタッフの状態で振り分けられます。
毎日目まぐるしく患者さんも変わるので、フラットな感情で情報収集をし、患者さん安全第一で激務をこなすことが多いです。もちろん人間なので、仲良くなったり、長期の患者さんにはついつい感情輸入してしまいます
看護師のその経験から出た意見は、一般論に近い!!その日その日、その勤務帯には責任持って看護しますが、次にはまた全く違う患者さんが受け持ちになります。
そこは、主治医と看護師の違い。ドラマのように同じメンツが登場しないのです
と今回は判断させていただきます
天気のような感情も、いつか昔話になるんです。そうやってみんな時間の流れに逆らわず乗り越えているから
寛解ってワード、私にも降ってこないかな~