繰り返しになりますが
自分の記録のために書きます
何度目かの抗がん剤治療で入院した時に
外科医の診察があった。
腫瘍は饅頭サイズのものが2個。
肝臓の表面と横隔膜あたり、と婦人科医と同じ所見。
もう少し詳しく診たい、そんな話だっただろうか…。
婦人科医は
外科的に切除できれば
もしかしたら完治も可能と言った。
手術になる時は
肋骨下から背中にかけて切り
肝臓の裏についている腫瘍を切除することになると外科医は言ったようだ。
仕事の都合で
外科医受診は一度もついて行けなかった。
何度目かの診察。
この日も私は外せない仕事で泊りがけの出張だった。
研修の手伝いに駆り出されていた。
研修中、娘から電話があった。
会場を抜け電話をかけ直す。
「切れないかもしれないんだって」
娘は言う。
「なに?」「どういうこと?」
何が起きているの、この子に。
頭が真っ白になる。
「全力は尽くすけど取り切れないかもしれないって言われた」
外科チームで話し合ったが、うちでは厳しいのではないか、それが外科チームの総意だということだった。
腫瘍はすでに肉まんサイズくらいに成長していた。
繋いだバトンは行き先を失ったかのように見えた。