ブラジルに勝つには | 顔が丸くてなにが悪い

ブラジルに勝つには

巻選手の所属するジェフ千葉のイビチャ・オシム監督は

旧ユーゴ時代ストイコビッチのお師匠さんだった人で、

千葉ではボールを使わずに練習でひたすら走らせることが

多い指導者だそうです。


「サッカー選手は陸上の選手じゃないんだし」と

最初に聞いたときは思いましたが、何度も「走り勝つ」という

活字を目にし、実際に千葉が躍進したことで、

「なるほど、技術ももちろんだけど、

体力勝負なのだ、プロの世界も」と納得。


今回も直前のテストマッチのときに中田英がしきりに

口にしていたのが「走り負けない」ということ。全員が。


初戦のオーストラリア戦、完全なガス欠。

2戦目のクロアチア戦、体調不良の選手を抱えての試合。

試合後にジーコ監督が

「日本のテレビ局のせいでもっとも暑い時間帯に

2試合もすることになった」と語ったそうです。


たしかに同じ日本時間午後11時という試合開始時間は

変だなとおもうけれど、当然相手も同じ条件で試合をしてますから、

日本が勝てなかった原因は「試合をする時間」にはありません。

走り負けでした。


そして今晩午前4時。

夜のお仕事に就いてから2年と3ヶ月。

もっとも深い夜のお仕事。

4時半ならだいぶ明るくなっているというのに、

終了が6時ころ。

決勝Tへの最低条件はオーストラリアが勝たないことと、

ブラジル相手に日本が2点差以上で勝つこと。


ハードルはずいぶん高いけど、

乗り越えないと、日本サッカー危機に陥る、マジ。


4年後の南アフリカ大会、出られるかわからないけど、

そこまで、どうやってファンを引きとめておくつもりかしら、

と心配です。私の夜のお仕事の売り上げも、

サッカー日本代表効果は絶大ですし。

まさに背水。


サポーターといえど、所詮はただのファンです。