総選挙の日程が決まり、永田町は選挙モードに突入です。地元紙にも関連記事が掲載されています。

<1区>
 国民新の現職・下地幹郎氏(47)に対し、自民の国場幸之助氏(36)、共産の外間久子氏(70)のいずれも元県議の新人が挑む。幸福実現の平良成輝氏(40)も立候補を表明した。
 前哨戦と位置付けられた5日の那覇市議選で、国場氏を擁立する自民と公明の市議会与党が安定多数を維持。下地陣営も政党そうぞうと民主で議席を躍進させ、政権選択を懸けたつばぜり合いが激しくなっている。外間氏は「護憲・反基地」を旗印に、革新支持層の取り込みを狙う。

<2区>
 社民の照屋寛徳氏(63)と自民の安次富修氏(53)の現職同士による、事実上の一騎打ちとなっている。幸福実現の富川昇氏(65)も出馬する。
 前回選挙は、照屋氏が選挙区で当選を決め、次点の安次富氏が比例で復活当選した。革新地盤の中部地域で支持固めに入る照屋氏に、選挙区での雪辱を期す安次富氏の保守票の掘り起こしが焦点だ。

<3区>
 自民の現職・嘉数知賢氏(68)に対し、民主の玉城デニー氏(49)、社民の新川秀清氏(72)、無所属の小渡亨氏(56)が立候補を表明。与野党ともに候補者が分裂し、混沌とした情勢だ。幸福実現の金城竜郎氏(45)も出馬する。
 4期の実績を訴える嘉数氏に対し、自民を離党した小渡氏が保守地盤を切り崩す展開。中央で共闘を組む民主と社民だが一本化はならず、玉城氏と新川氏が激しく競り合っている。

<4区>
 自民の現職・西銘恒三郎氏(54)と民主の新人・瑞慶覧長敏氏(50)の戦い。幸福実現の富川満也氏(34)も立候補を表明する。
 自公の支持層を手堅くまとめる西銘氏を、瑞慶覧氏が追う展開。共産が候補者擁立を見送り、自公対反自公の直接対決の構図が強まったことで、無党派の動向が焦点となる。