超人募集メイキング | MC勇一の、やるっつぇ!ブログ

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キン肉マンや聖闘士星矢などの昔のマンガが好きです。そしてラッパーをやっているので、ライブやネットラジオをやっています。

キン肉マンの超人募集に、考案した超人を投稿するまでのメイキングが見たいと、あるお方から依頼がありましたので、一丁前に文章でまとめてみました。


超人募集に興味がある方のために、少しでも参考になればと思いますが、
マッスルデザイナーの先発隊にすぎないこの私が(意味不明)、人様にメイキングを紹介する事自体おこがましいですが、キン肉マンを盛り上げるために、超人を生み出す手順を書いてみたので、少し長いですが気になった方は読んでみて下さいm(__)m


まず、私の場合、普段小さいノートを持ち歩いています。
そして、何かいいアイデアが浮かんだらすぐに書き留めます。時間が経つと思い出せなくなることがあるためです。

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気を付けなければいけないのは、このノートを落としてはいけないという事です…
人に見られたらめっちゃ恥ずかしいですし、職場だったら仕事中なにをしてんだって事になるでしょう。当然ですが(^_^;)
なので無くさないように気を付けましょう。


私は超人を描くために、無理に考え込んだりはしません。
締め切りがあるわけじゃないですし(^_^)
いいアイデアがひらめいたり、面白い超人が思い浮かんだら描くというスタンスです。


例えば最近私が思い付いた超人ですと、
友達との会話の中で、「雨男は誰だ?」という話になり、その時『レインマン』という超人を思い付きました。
レインマンという映画もあるようですが、見た事はありませんし、知る限りでは特に使えそうなネタもなかったので、雨に関するものを連想し、傘や、てるてる坊主、水玉なんかがイメージできたので、取り入れました。
発想が乏しくシンプルすぎるデザインなので、これは採用されないでしょう…
(たくさん超人が出てくる超人オリンピックがあっても厳しいかな…)


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その他には、
ジョジョ立ちのような変なポーズと左手の薬指にはめている指輪がイラっとくる、アメコミのミスターインクレディブルっぽい超人『ジ・アイマスク』

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遊園地のフリーフォールを必殺技にした超人『ザ・フリーフォール』

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小学四年生の時、運動会の百メートル走で、足が一番遅いグループの中で一位をとった同級生が、ゴールした時に首がヒモに当って捻挫してた事を思い出して描いた『ゴールマン』

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ワンフェスに行った時に見かけた、着ぐるみのコスプレをモチーフにした超人『萌えたん』

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見た目が長州力っぼくなった『モナリザマン』
これはふざけていて自分では好きです。まぁ、単なるギャグ超人ですが。
しかもモナリザって女なのに、マンって…

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三輪車に乗った超人をとりあえず描いてみた『三輪車マン』は、三輪車に人が乗っているだけだと面白くないので、何か面白いアイデアはないかなと考えてみましたが、特に思い浮かばなかったので、アラレちゃんに出ていた皿田キノコという生意気な女の子を思い出し、大人にして三輪車に乗せてみました…
もはや超人でも何でもなく、ただのエロ絵です(^_^;)

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セロ弾きのゴーシュをモチーフにした『ゴーシュ・ザ・チェリスト』は、はじめはチェロを弾いてるだけの超人だったんですが、これだと面白くないので、チェロを対戦相手にして、技をかけている風にしました。
なかなかの残虐技で、グロ絵になりました。足がこんな背中の方にいってる時点でかなり痛いと思いますが(>_<)
見た目もキン肉マンに出てきそうな悪行超人っぽく、マスクを付けたり鎧みたいなものを着せてみました。
まぁこれは技のアイデアは面白いかもしれませんが、見た目がありきたりで平凡な絵になってしまいました…(-_-;)

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こんな感じで、私が考える超人のどれもが基本的にギャグ超人ばかりなんですが、私は初期のキン肉マンに出てきたようなシンプルな超人が好きなので、そういう超人を好んで描きます(^_^)


今は投稿する方がハイレベルな方が多いので、私が考えるような弱小超人は、送った所でほとんど採用されていません…
グム~(^_^;)


もし採用してもらえたらラッキーぐらいの感覚で描いていますし、私の考えた超人を見た嶋田先生や中井先生、mixiの超人募集コミュニティーに参加してくれているマッスルデザイナーの皆さんが、笑ってくれればいいかなと思っています。
なにより超人を考えて生み出す事自体が楽しいですし(^_^)


このようにして思い付いた超人を、B5のノートに描きます。
まず鉛筆で描いて、その後ボールペンでなぞります。
より中井先生の絵柄に近付けるために(遠く及びませんが)、サインペンで外枠の線を縁取ったりもします。
好みがあるので、自分の好きなタッチで描けばいいと思います(^_^)


肉オフでお会いした方の中には、色を塗ってない状態の私の絵を上手いと褒めて下さる方もいましたが、私自身としては、色がついていた方がより上手く見えると思ってるので色を塗っています…(^_^;)
ちなみに、赤く塗ると採用されやすいという都市伝説があります…


私の場合、色はパソコンで塗っています。
ノートに描いた絵をスキャナーで取り込み、フォトショップというソフトで塗ります。
パソコンだと特種効果が使えたり、色を替えて塗り直したりできるので便利です(^_^)v

よくやるパターンとしては、まず超人のイメージに合わせて二色選び、背景をグラデーションさせます。

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超人に塗る色は、あまり悩まずに、直感で塗りますが、たまに「あっ、これ違うな」と思う時もあります。その場合は違う色で塗ってみて、イメージに合う色を選びます。

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なるべく色はたくさん使わないように心がけています。理由は、塗るのが面倒臭い事と、あまりゴチャゴチャさせくないからです。

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色を塗っている時は、テレビやDVDをつけているか、YouTubeかニコニコ動画で怖い話や昔のアニメの主題歌なんかを再生し、BGMにしています。


色を塗る時間は、早ければ20~30分、長いと一時間ぐらいかかります。


超人の名前は、超人を考えついた時点でだいたい決めていますが、なかなか決まらない場合もあり、色を塗って完成させてから決める事もあります。



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「お前は今日から、ジ・アイマスクと名乗れーっ!」


色を塗った超人を超人募集に投稿する場合は、ハガキを千円分、二十枚買ってまとめて出します(ハガキに描かないと採用されないというウワサがあります)。


ハガキをまとめて出す理由は、二十枚出せば一枚は採用してもらえるんじゃないかという姑息な判断からです…(^o^;)


あと、何月何日に、何という超人を送ったか記録しているので、まとめて出した方が把握しやすからです。


ハガキには超人の名前を書きますが、採用された場合、名前が変わっている事もあるようです。
名前の他には、出身地や超人強度、超人の特徴を書く場合もありますが、私は原作者の嶋田先生に、自由に決めてもらいたいと思っているので、必要以上の事は書かないようにしています。
ですが、技や特徴など、いろいろなアイデアが書いてあった方が、嶋田先生としてもイメージしやすいようなので、採用率は上がるのかもしれません…


よく採用されている方で、イリューヒンを考えた磯村さんや、ピークア・ブーを考えた田中さんは、技や特徴などの設定もしっかりと考えている事が多いです。


ハガキをポストに投函する時は、輪ゴムでとめて、バラけないようにし、捨て石超人を外側にして出します。
この理由は、宛先が一緒なので、まとまってた方が郵便局の配達員さんも楽であろうという憶測と、もし雨などでハガキが汚れてしまったとしても内側のハガキは汚れないようにするためです。


それと、これは採用されるためにおべっかを使っている訳ではありませんが、ハガキに必ず、ゆでたまご先生に対するメッセージを一言、「お身体を大切になさって下さい」や「毎週楽しみにしております」等と書いています。
20枚もハガキを出すと、このメッセージを書くのも一苦労ですが…(^_^;)
ゆでたまごの嶋田先生と中井先生に頑張ってもらいたいので書いています。
反対に、個人的な要望や願望などはあまり書かないようにしています。あまりそういう事ばかり書いてあったらウザイでしょうから…(-_-;)


こうして超人募集にハガキを出したあとは、毎週キン肉マンを読んで新超人の発表があるのを、ただ待つのみですが、自分が考えた超人が採用された時の喜びと感動は、何とも言えないものがあります。
「あーっ!?これ、俺の考えた超人だーっ!(^o^;)」
「中井先生が描くとウメーウメー(^o^)」
「嶋田先生、俺の考えた超人を選んで下さり、ありがとうございます!」
と言った感じでテンションが上がりまくり、ツイッターやmixi等に採用された事を書き込みます。


嶋田先生はいろんな人の超人を採用したいと思っていらっしゃるでしょうから、誰にでも採用されるチャンスはあると思います。
また、絵の上手い下手はあまり関係ないと思いますし、作品の流れにも関係してくると思うので、キン肉マンを毎週楽しみに読みながら、気長に待ちましょう。
ちなみに五年越しで採用された方もいます。


ともあれ、採用不採用問わず超人を考える事自体が楽しいので、超人募集に興味をお持ちの方は、是非超人を考えてみて下さい。
そして、mixiの超人募集コミュニティーや、超リスペクトのウェブサイトにも超人の画像を送ってみて下さい。
マッスルデザイナーみんなで、切磋琢磨し、今後もキン肉マンを盛り上げていきましょう♪(^o^)/