私はあまりビックリしないタイプというか、驚いても1秒以下の単位で驚きが過ぎてしまうので周囲にも「驚かせられない人」として知られています。

 

そんな私がまさに驚かされました。

 

上司と部のディレクターは普段は4-5時間南にあるホームオフィスで仕事をしていて、コロナ禍以降はあまり本部に来ることはありません。

 

しかも大抵は1人づつ交代で来るようにしているので二人とも揃って来ることは珍しいのです。

 

なので「たまたま二人ともそっちに行くから月曜日の夜は一緒にディナーに行きましょう」と誘われた時は何の疑いも無くオーケーしました。

 

確かに二人揃うことは珍しいし、10月に退職すると知らせてからは初めて来るので成り行きとしてはありがちかな、と。

 

どこへ行きたいとか希望を聞かれなかったので、人数も3人だしうちの職場から数ブロック先にある会員制のクラブかな~なんて思っていました。

 

が、金曜日にディレクターのKからテキストメッセージがあって、「帰りは暗くなるから私が送っていくよ」とのこと。

 

なので会員制クラブは消えましたが、それには「確かに視力が悪いけど暗くなってからなんて普通に運転してるから平気だよ~」と返しました。

 

月曜日の朝、上司のDとディレクターのKと会った時にどこへ行くのか聞いたら「サプライズだから」とのこと。

 

なので「それだったら職場に車を残していくからじゃあ一緒に連れてって」ということに。

 

職場を出たのはちょうど5時だったので、グーグルマップが交通渋滞を上手く避けて回り道や近道を指示してくるので目的地が読めません。

 

が、目的地近くになって分かりました。

 

私が週末によく手伝いに来ている友人のレストランです。

 

実は日曜日の記事にもアップしたように、前日も張り切って働いてました。

 

今は週に1日くらいしか来ないけど、フロントデスク業務としてあいさつしたり電話取りしたりテイクアウトを仕切ったり、今の時点では私の貴重なワークアウトです。

 

実は月曜日も仕事の後に数時間手伝うことになっていたのですが、このディナーの約束が入ったので親しくしているマネージャーのVに「月曜日やっぱり来れない!ドタキャンごめんね!!」って平身低頭謝ったところだったのです。

 

中に入るとドヤ顔のVが出迎えてくれました。

 

私が平身低頭謝ってた間、彼女は知っていたなんて~。

 

で、最大のサプライズはここからでした。

 

入り口入った脇にプライベートパーティーに使う個室があるのですが、今日はどうやらパーティーが行われている模様。

 

月曜日なのに珍しいな・・・と思っていましたが、視力kが悪いので眼鏡をかけていても中の人の顔なんて分かりません。

 

・・が、中で私を呼ぶ聞きなれた大声が。

 

大ボスです。

 

なんと職場全員がそこに勢ぞろいしてました。

 

この私が見事サプライズ成功です。

 

額に大汗かくくらいビックリしました。

 

本当に何の疑いも持っていなかったんです。

 

後で「職k場出る時に駐車場が空だったのおかしいと思わなかった?」って聞かれて初めて確かにそうだったと思い出しましたが、その時は全然。

 

私が送迎してくれるというディレクターの申し出を断ったのもヒヤリとさせてしまったそうです。

 

でも嬉しかったです。

 

院生時代のインターンシップを入れると約30年近く。

 

今のキャリアのすべてはこの職場に勤めてきました。

 

あと10年、定年退職まで働くつもりでしたが(注:アメリカでは定年退職は年齢差別とされて存在しませんが、暗黙の了解はもちろんあってうちの職場では65歳です)まさかの早期リタイヤになるとは。

 

それもキャリアの早期リタイヤだけじゃなくて人生の早期リタイヤはさすがに予測していなかったです。

 

実は親組織に何度か誘われて実際は内定をもらうあで行ったこともあったのですが、諸々の事情で残りました。

 

それ以外は他には脇目も降らずこの職場に勤めてきましたが、後悔は無いと思っています。

 

退職まであと1か月半、20年近く占拠したオフィスの整理などすることは一杯ですが後悔なく過ごしたいと思います。