例の新薬の治験のスクリーニングに通ったようなので、治験に参加することにしました

 

これは免疫療法の新しい薬で、FRαという癌の増殖と再発に関係していると思われる葉酸受容体をターゲットにしています。

 

卵巣癌、肺がん、乳癌などの腫瘍性細胞系の癌治療に効果があるとされています。

 

先日の血液検査で私はFRαポジティブだということが判明したのと標準治療を下にも関わらず再再発という病歴で、スクリーニングの条件を満たしました。

 

そして今日は担当者とペーパーワークと次の段階の検査を調整するためにドクターBのオフィスに行きました。

 

まずはドクターBのオフィスで治験のリサーチやコーディネートなどを担当しているEさんから治験の目的、投薬方法、副作用、中止や継続の選択などの説明を受けます。

 

投薬は静脈点滴で3週間に一度というのは決まっているようですが、投薬量は人によってかなり差があるらしく所要時間は最短は1時間以内ですが最長だと4時間くらいかかるとのこと。

 

1時間以内と4時間では全然違うので、私の投薬量と所要時間はどのくらいになるのかが気になるところです。

 

最近のアバスチンやドキシル投与は事前に投与する薬は吐き気止めだけというシンプルさでしたが、この薬は吐き気止めやアレルギーを予防する薬、ステロイド系の薬などを事前に合わせて投与するようです。

 

その点はカルボプラチンとタクソールの投与と似ていますね。

 

多くの人が経験する主な副作用は吐き気、疲労感、手足など末端神経の痺れなど、今までの抗がん剤とほぼ同じです。

 

ただこの薬特有の副作用が「目のかすみや」だそうです。

 

担当の人に「仕事ってコンピューターに向かったり読み書きが多い仕事?」って聞かれて「その割合はかなり高い」って答えたら「目薬などは処方されるし、症状が軽い人も多いけど、もし仕事や生活に支障が出るほどの副作用が出たら減薬、休薬、中止という選択肢もあるから」ということでした。

 

他にも決まりとして説明された副作用もありますが、確率は1%未満ということでこれはほとんど聞き流してました。

 

そしてこの先は眼科検診、肺も含めた上半身と下半身両方のCT、そしてEKGの検査をしなくてはならないようです。

 

これを全て通過したらようやく投薬が許可されます。

 

EKGはこの間心臓エコーをやって異常なしと出たばかりだし、眼科に問題があるとは思えないし、腹部CTはやっているので肺などのCTに予想外の異常でも見つからない限り多分大丈夫だとは思うのですが・・・。

 

来週はどうしてもキャンセルできない出張予定が入っているのでその次の週にまずは眼科検診の予定を入れてもらいました。

 

最後に治験の参加に同意するというサインをして手続きは終了です。

 

さてどうなることやら・・・!?