一月もほぼ末になって、アメリカの自宅に帰ってきました。
今回は72時間ではなくて「1日前の検査結果」での陰性証明が必要でした。
が、入国に陰性証明が義務付けられてほぼ丸1年。
有難いことに随分とプロセス整備が進んでました。
去年の帰省ではアメリカに帰国する2日前から陰性証明が義務付けられたということもあり、義務基準を発令するCDCや米国総務省も、それをチェックする航空会社も試行錯誤しているようで、72時間という時間の猶予はあったものの基準を満たす陰性証明を手に入れるのに予想外に苦労しました。
印刷したものを提出しなくちゃいけないとか、英語表記でなくてはいけないとか、抗原検査は不可とか、まあ色々と。
あれから一年経って、今回デルタに確認したら
抗原検査でも可です(抗体検査だけ不可)
紙の証明書でなくても可です
英語表記じゃなくても出発国の言語で可です
という何ともありがたい条件でした。
昨年は英語の証明書を出してもらったり、印刷する必要があると空港では紙で英文の証明書を当日発行してくれる検査所がなかったりで苦労しましたが、この条件ならどこでも行けそうじゃないですか![]()
羽田空港の国際ターミナルにある検査所では最短でも数時間かかるということで、国内ターミナルにある「30分で検査結果が出る」という検査クリニックに申し込みました。
念のために1時間ほど余裕を持って予約しましたが、きっちり30分で結果が出ました。
検査結果が出たところでデルタ空港でチェックイン。
国際ターミナルはゴースト状態で、デルタのチェックインにもほとんど人影は無し。
なので地上職員さんたちも相当に暇を持て余しているのか、カウンターに近づいた途端に歓待状態![]()
日本のサービスにしては珍しくパーソナルな会話なんかもされたりして。
日本のサービスは丁寧で礼儀正しく迅速だけど内容はビジネスオンリーで、客に対してあまりパーソナルな会話とか質問とかすることは滅多にないと思うのですが、今回は珍しく案内係さんもチェックインされた担当の方も色々と雑談してくれました。
・・・確かにこれだけしか便飛んでなくてこれだけしか客いなかったら一日暇で仕方が無いですよね・・ってくらいの閑散ぶりでした。
チェックインプロセスは入国に比べたら拍子抜けするくらい簡単で、係の人がスマホに保存した陰性証明をチラ見して「ハイ、結構です~」とあっさり。
あとは通常通りのチェックインでした。
時間にあまり余裕がなかったので上のショッピングエリアには行きませんでしたが、見た感じは閉まっている店が多そうでした。
出国してからは搭乗口までに並ぶ免税店やお土産店は全て閉店。
ちらほら見かける人影はほとんどが空港関係者のもので、去年に引き続き本当にゴースト状態でした。
搭乗口にも待っている乗客はほんの数えるほど。
50人もいなかったのではと思われます。
実際に帰りは行きよりもさらに空いていて、見渡す限り周りに他の乗客はいませんでした。
これで一便飛ばすのにどれだけの赤字が出るのかと想像するだけでゾッとします![]()
コロナ禍前までは、デルタ航空はシアトル、ロス、サンフランシスコ、デトロイト、ミネアポリス、アトランタ、JFKなどに毎日直行便を飛ばしていました。
大体同じ時間に出発するので、デルタ航空のアメリカ行き便だけでも搭乗口がずらーっと並んでいたものです。
それが今では毎日飛んでいる便はないようで、行き先空港の違うアメリカ行きが毎日1-2便ほど飛んでいるのみです。
でもこれでは確かに飛ばせば飛ばすほど赤字というのは分かります。
それでも飛んでくれるのが本当にありがたいと改めて思いました。
そうでないと私たち海外邦人は本当に帰国の道を絶たれてしまいますから・・・![]()
