キャンセル待ちで入れてもらった心臓のエコー検査、出張から一日早く帰ってきてやってきました。

 

朝早めに出張先を出て昼過ぎには無事家に帰りつき、そこから病院へ。

 

この設備があるのは市内に2つある病院のみだそうですが、今回は小さいほうの病院へ。

 

この病院に行くのは実は初めてでした。

 

事前に登録を済ませて行ったのですが、「正面玄関から入って二階の外来受付に行ってください」とあらかじめ言われていたので二階へ行くと、笑顔いっぱいの元気な女性が迎えてくれました。

 

彼女はロビーに立っていて、患者が受付の窓口に行かなくてもすぐに近づいてきて自己紹介をして用件を聞き対処してくれます。

 

いわゆるコンシエルジュみたいな役割のようです。

 

名前を聞くとロビーの端にある端末ですぐにチェックインを始めてくれますが、基本的にタブレットでセルフチェックインが出来るようになっています。

 

タブレットでのセルフチェックインを選択するとタブレットを渡してくれるのでそこで手続きが始まりますが、書類の束とペンを渡されるよりもずっと効率的で便利ですね。

 

名前や住所、保険などの情報は事前登録で全て済ませてあるのでアレルギーの有無や既往症などの質問にイエスかノーで答えていき、初診なので情報開示だのポータルの説明だのがぎっしり書かれた(って読まないけど)ページをいくつもめくて時々イニシャルを入れたりしながら最後のページに指でなぞってサインします。

 

そうすると最後に支払いの選択肢が出て来るのでカード支払い、現金支払い、後で請求書もらって支払い、を選びます。

 

ちなみにカードか現金で当日に支払うと20%の割引が受けられます。

 

チェックインするとスマホで自分のステイタス(待ち中とか)や待っている時間(2分経過とか)などが見れるようになっています。

 

その後で5-10分ほど待つと担当のカーディオグラファーが迎えに来てくれて検査室に向かいました。

 

彼もしっかり手順を説明してくれましたが、私があまり細かい検査内容には興味が無いと察すると簡潔に結果の読み方だけ説明してくれました。

 

正直心臓に何か特別な問題があるわけではなく、単に抗がん剤治療をするのに心臓の状態が良いかだけをチェックするのが目的なのでいちいち検査項目の意味とかまで知らなくて良いなとは思いましたし。

 

なので「この値が55から65の間だと一番良いってこと」とか、結果の見方だけ簡潔に教えてもらいました。

 

とにかく効率的で患者フレンドリーでビックリするほど快適な病院訪問でした。

 

ただここで一つだけ問題が。

 

やはりポータルで検査結果などが見られるようになっているのですが、また別のポータルなのです。

 

これでポータルは5つ目ですよ。

 

1 かかりつけ医&保険のポータル

 

2 手術したりポートの造設などをした総合病院のポータル

 

3 CTやMRIをする放射線科センターのポータル

 

4 ドクターBのクリニックのポータル

 

5 今回行った病院のポータル

 

患者ポータルは便利なのですが、医療機関で互換性がないので新しい病院や検査所やクリニックに行くとポータルの数が増えるばかり・・・

 

癌の診断をされて専門医のドクターBが主治医になってからそれまでのかかりつけ医ドクターRには2年半以上もかかっていないし、最後に総合病院に行ったのもストーマを閉じた2年近く前なのでこの二つのポータルは2年以上もログインすらしておらず、すでにユーザーネームとかパスワードなんて覚えていないんじゃないか・・みたいな。

 

ジルは州の公衆衛生専門家ですが、この互換性も彼女の部署が扱っている課題の一つだそうです。

 

どこの医者や医療機関に行っても一つのポータルで全て見られたら確かに便利です。