今日のミーティングで。

 

実はうちの職場にエッセンシャルビジネスの顧客から私たちも彼らの関係者として優先的にワクチン接種が出来るようにしてあげるよと言う申し出があったそうです。

 

そして会社としてはそれを断りました、という報告。

 

確かに私の職場は去年の春からグレーゾーンでの決断を求められることが多かった気がします。

 

私たちの仕事はエッセンシャルビジネスを支える仕事で、それは物資の供給とか言うレベルではなくて政策や行政にも大きく関わりコンプラにも影響することなので、エッセンシャルビジネスにとっては必須のサポートです。

 

なので確かに私たちがいなくなったら路頭に迷う(?)医療機関も多いことは間違いありません。

 

でも厳密には私たちは「フロントラインの医療現場」ではないのでエッセンシャルビジネスには該当しません。

 

エッセンシャルビジネスにとって必須なビジネス、ということです。

 

これが何かにつけて微妙な立場に立たされるのです。

 

春に知事が非常事態宣言を出し、まずはエッセンシャルビジネスまたは州民の生活に直接関わるビジネスを除いてフィジカルオフィスの閉鎖を発令した時も、うちの職場は閉めるのか?または続行か?というラインに立たされました。

 

厳密にはエッセンシャルビジネスではないけれど、業務内容から見ても何かしらの交渉や申請をすれば多分閉鎖しなくても良いと思う・・・みたいなグレーゾーンです。

 

結局その時は短期で一時的なものなので、スタッフの安全も考えて閉鎖しましょうということになり一か月ほど職場は閉鎖し全員がリモートワークとなりました。

 

今回も、確かに私たちはエッセンシャルワーカーではないけれど、私たちに何かあったらエッセンシャルビジネスが立ち行かなくなるのでエッセンシャルビジネスが私たちを「一部」とするのは、まあ解釈次第では必ずしも違反ではない、みたいな。

 

まさにグレーゾーンでの判断です。

 

で、結局ストレートに解釈してうちはエッセンシャルビジネスではないのでワクチンの優先接種には値しないと判断した、ということです。

 

確かにもしこれがメディアなどにリークされたら言い訳は通用しないですから。

 

なので個人的事情がある人以外は優先接種はありません、とのこと。

 

私としては倫理的には正しい判断だったと思っています。