日本の医師の友人と話していて気が付いたのですが、診察の際に「日本は患者が医師のところに行く、アメリカは医師が患者のところに来る」のが逆なんだそうです。
確かにアメリカのクリニックではたくさんの診察用個室があり、呼ばれたらその個室で着替えたり看護師さんに脈や血圧測定などの準備をしてもらったりして待ち、ドクターが来て診察をします。
なのでドクターが患者の待つ個室を訪ねて診察してまわるわけです。
日本ではめったに医者にかかったことがなかったのであまり知識がありませんでしたが、基本的にドクター1人に診察室は一つ。
患者さんは他の指定場所で着替えたり測定などをして待ち、順番が来たらドクターのいる診察室に行って診察を受けるというシステム。
確かに言われてみるとアメリカと日本、逆なんですね～。
ドクターBのクリニックも当然アメリカ基準の普通の設定で、待合室から呼ばれたらまずいくつもある診察室用個室の一つでドクターを待ちます。
待合室から時間通りに呼ばれたからといって油断は禁物。
時にはこの診察用個室での待ち時間が異様に長いことがあります。
確か前回は診察用個室でドクターBを待っている間に看護師さんが来てポートにアクセスして血液を採取してくれたんでした。
なので診察が終了しキモルームに行った時にはすでに血液検査の結果も出ていてすぐに点滴始められたのですが・・・
これはなんと機能的で効率の良いやり方
と感動したのもつかの間、今回はどうやらそれは無いみたいで普通に予定より３０分以上長く待ちました
アポは８時半だったのですが、ドクターBが診察室に来たのがすでに９時過ぎ。
９時前にジルからどうだった？とテキストきましたが、まだ待ってるよ～という状態。
そこから診察…と言ってもスキャンの結果以外は大した展開もありませんでしたけど。
スキャン・・・抗がん剤が効いててほとんどのリンパ節転移は消滅。やはり当初の予定通りMVASI単剤で行けば大丈夫そう。
副作用…特に心配になるようなものは無し。新しく出た鼻血だけ報告しました。
薬・・・血をサラサラにするEliquisしか服用してないし副作用を抑える薬も使用していないので処方も要らず。
後は多少の雑談ですが、ここにジルとダンが小躍りして喜びそうな新情報。
どうやらドクターBはかなりの反トランプなようです
そしてここからようやくキモルームに移動し、ポートにアクセスして血液採取、血液検査の結果を待ちます。
今日は先を越されていなかったので、一番後ろの端でトイレに近い席をゲット。
結果、無事に抗がん剤投与はGOサインでしたが今までに比べると数値がかなり低いままでした。
WBC（白血球）は意外にもまだ正常値を下回ったままでした。
ANC(好中球絶対数）も抗がん剤投与できる最低限の１はクリアしていましたが、それでも1.5と正常値のギリギリ最低限です。
うーん、やはり仕事が忙しかったのと連邦の仕事中食生活と睡眠時間が壊滅的だったのが響いたんでしょうか。
可笑しかったのが、点滴に繋がれる前に一度トイレ行っておこう～と思ってさくっとトイレを済ませたのですが、帰ってきて１分も経たないうちに看護師さんが「あ、今日はこれもね！」って尿検査のカップを持ってきました。
「え～、マジでたった今トイレ行っちゃったのに～」って言ったら看護師さんもタイミングの悪さに大笑い。
とりあえずコーヒーと水をもらって出しちゃえ。
眠たくなる薬は２種類。
今回はステロイド剤とか入れて無いようなのでさっさと眠くなりました。
ただ、どうしても出席したい会議が３時から。
一応会議担当の人には「これまでのパターンだと３時には確実に目が覚めていると思うんだけど、万が一遅れることもあるかも」とは伝えておきました。
どうしてもこの会議には出席したいという熱意と情熱が効いたのでしょうか。
ナントふと目を覚ましたら２時５９分！
ギリギリ会議に間に合いました。
ただ新しいイヤポッドがどうしてもうまく使いこなせず、つい耳に押し込むときに変なボタンを押してしまったりと苦戦です。
最後にポートをフラッシュしてもらい、キモルームを出たのはなんと４時半過ぎ！
最長記録でした。
今日は抗がん剤治療で丸一日潰れちゃいました
実はうちの部で大事な締め切りが明日に迫っていて、前回のように早く終わったらオフィスに寄って・・って思っていたのですが４時半過ぎだったのでそのまま帰宅。
自宅で緊急性の高い案件だけ対処しました。
そして…眠い！
今眠っては生活リズムが乱れる・・とは思いましたが、眠気には勝てずに変な時間に数時間寝てしまいました。
明日は締め切り当日で、部総出で頑張らなくてはならないので担当者の私としてはぜひオフィスで集中したい
明日の締め切りを守ると連邦政府からお手当出ちゃうんだそうです
絶対に無理なのは分かっているけど、全力は尽くします