25歳の木村です。
青森と函館へひとり旅をしてきました。
その時の模様を記していきます。
■有給を1時間だけ使って、仕事を早退してきました。
仮に旅行0日目とします。
前の日に用意したカバンに財布等を移し、急いで支度をします。
これから、旅行に出発です。
■19時過ぎ、自宅最寄りのバス停からバスに乗り、駅を目指します。
旅の始まりはいつもワクワクします。
それも今回の目的地は遥か遠くの青森。
自身5年ぶりの青森上陸に胸がときめきます。
■バスで駅まで出、電車、新幹線と乗り継いで東京駅までやってきました。
これから、夜行バスで弘前まで移動します。
私は夜行バス反対派でしたが、一度乗ってみると便利なもので、以降、旅の始まりは夜行バスで移動するのが私のひとつのパターンとなりました。
■22時20分、バスは東京駅鍛冶橋駐車場を出発。
夜行バスも5回目となれば慣れたもんで、だいぶすぐに寝られるようになりました。
さて、夜行バスといえば、起きたら目的地というイメージ。
移動中の記憶がないため、遠くまで来たという実感を得られにくいのですが、青森までとなれば話は違います。
いつも通り朝6時に目が覚めました。
ところが、弘前到着まではまだ2時間半あります。
景色を見て楽しみたいところですが、夜行バスでカーテンを開けるのはご法度。
グーグルマップを見ながら、ただひたすらに弘前に着くのを待ち続けます。
■8時30分、バスは弘前駅に到着。
やはり寒いです。
駅前のミスドでコーヒーを飲んで身体を温め、観光をスタートします。
■少し歩いて弘前城にやってきました。
この天守は、日本に江戸時代から残る12基の天守のうちのひとつです。
お堀はカチンコチン。
ツンとした寒さの中、御城の雰囲気を楽しみます。
立派な門も多数残っていて、銅瓦が重厚な存在感を引き立てています。
■弘前駅に戻ってきました。
これから、ストーブ列車で有名な津軽鉄道に乗るために、五所川原に向かいます。
■10時23分、奥羽本線・五能線直通 深浦行の汽車は弘前駅を出発。
汽車は川部駅から五能線に入ります。
五能線に入ると辺りに広がるのはリンゴ畑。
■11時5分、五所川原駅に到着。
すぐに津軽鉄道の切符を購入します。
津軽鉄道の汽車が出るまで1時間あるので、あたりを散策します。
■立佞武多(たちねぷた)の館にやってきました。
五所川原市で行われる、ねぶた祭りの屋台が展示されています。
どれも大迫力!
青森市で行われる ねぶた祭りとはまた違った文化を持っているようです。
■五所川原駅に戻ってきました。
駅は大混雑。先に切符を買って正解でした。
発車15分ほど前になって、ホームに汽車が入ってきます。
牽引の気動車を先頭に、客車が3両繋がれ、最後尾に普通の気動車が1両繋がれています。
客車に乗る際は別料金が必要です。
暖かな石炭ストーブ。
まるで、遠い昔にタイムスリップしたようです。
■12時ちょうど、列車はゆっくりと津軽五所川原駅を出発。
田園風景の中をのんびり進みます。
列車は全ての駅に停車しますが、駅のホームが短い駅では最後尾の普通車からしか降りられず、ストーブ列車は通過扱いとなります。
■12時26分、金木駅で下車。
金木の街を散策します。
駅近くの飲食店で食事をとり、太宰治が生活していたという住居を見学します。
また、昔ながらのスーパーに入り、普段生活しているところとは違う品揃えを楽しみます。
時間を忘れてのんびり町歩き。
そしてふいに時計を見てびっくり仰天。
帰りの汽車が出る5分前になっていました。
駅までは1.2キロも離れています。
とんでもない大ピンチ。
乗り遅れたらアウトです。
■このときほど私が陸上をやっていて良かったと思ったことはありません。
1.2キロを爆走し、なんとか間に合いました。
駅につくと、汽車が到着していましたが、手を上げながらホームに駆け込むと、ドアを閉めるのを待ってくれました。
乗る時に車掌さんに切符を持っていない旨を伝えると、降りるときでいいよ、と言っていただきました。
■13時56分、五所川原駅に向けて汽車はゆっくりと進み出します。
津軽鉄道は本数が少ないので、これに乗れないと今後の計画がオジャンになってしまいます。
荒れた呼吸を整えながら、ほっと胸をなでおろします。
帰りは特別料金のかからない普通の気動車に乗りました。
■14時22分、五所川原駅に到着。
降車時に運賃を渡しました。
ここからは、バスに乗り、一気に青森市へ向かいます。
■15時ちょうど、バスはごしょがわら駅バス停を出発。
途中から雪が降り出しましたが、今年は記録的に雪が少なく、久しぶりの降雪なんだそう。
■16時13分、バスは青森駅前に到着。
閉館間際ですが、これから八甲田丸を見学します。
外観からすごいオーラ。
青函トンネルができる前は汽車を積んで北海道に渡ったそう。
ロマン溢れます。
■八甲田丸の見学を終え、駅近くの定食屋でホタテフライ定食をいただきました。
写真は例のごとく撮る前に食欲を発動してしまったたので撮ってません。
そして、少し早いですが、駅前の宿に入りました。
■旅行2日目、朝4時半に起床、出発の準備を始めます。
これから、本州最北端の大間崎を目指します。
■5時過ぎに宿を出て、コンビニで朝食を調達しながら、駅にやってきました。
これから、4時間の移動が始まります。
■5時40分、青い森鉄道八戸行は真っ暗の青森駅を出発。
外を見ると、一晩で雪が積もり、1面真っ白になっています。
6時24分、野辺地駅に到着。
ここは、振りかざした斧(🪓)に例えられる下北半島の付け根の位置に当たります。
ここから、斧の先端を目指して北上します。
■6時34分、大湊線の汽車は野辺地駅を出発。
海沿いの真っ直ぐな線路を進んでいきます。
線路沿いには鉄道林が広がり、海風に乗って飛ばされてくる雪を必死に食い止めてる様子が見られます。
7時30分、下北駅で下車。
ホームから出発する汽車を見送ります。
さて、下北駅からは大間方面にバスが出ていますが、朝の便は駅までやってきません。
始発のむつバス停まで向かいます。
グーグル先生によると、バス停までは徒歩40分。
バスが出るまで30分しかないので、タクシーを使います。
■タクシーの運転手さん、今年は本当に雪が少なくて、昨日の雪で久々に積もったんだよ、とおっしゃっていました。
もっとも、お互いの普段の言葉のイントネーションが違うため、普通に話しても会話が成立せず、お互いにゆっくりと言葉を発していました。
■タクシーのお陰で楽にバス停まで到着。
吹きさらしのバス停でバスを待ちます。
汽車が下北駅に着く時間でタクシーを予約していましたが、考えてみたら、バスの時間に合わせて予約をしておけばよかったですね😅
■凍えながらバスを待つこと15分、体感30分待機して8時ちょうど、いよいよ本州最果てを目指してバスは出発します。
ここから大間を目指すのは私ひとりのようで、お客さんは短距離利用の地元の方ばかりでした。
頻繁にお客さんが入れ替わります。
バスに揺られること約1時間半、ついに大間崎に到着。
ついに、本州最北端モニュメントをナマで見ることができました。
ところが、現場は強風が吹き荒れ、寒さがエグく、感動に浸ってる状況ではありませんでした。
写真では伝わらないと思いますが、のんびり滞在できるような天候ではありません。
近くの土産物屋に避難します。
■土産物屋で態勢を整え、食堂にやってきました。
もちろん、いただくのは大間のマグロです。
大間のマグロというと高級品のイメージですが、現地では手が届く金額で食べることができます。
ちなみに、右上のお皿に乗っているのは内臓の酢味噌和え。
なかなか珍しいお味でしたが、私の味覚にはマッチしました。
■その後、大間の町をぶらぶら。
本州最北端のスーパーに入ると、鮮魚コーナーには地元のお魚がずらり。
寒さも厳しく、交通の便がいいとは言えない大間ですが、いいものが身近にあって、いいな〜なんて思っていました。
■大間のフェリーターミナルにやってきました。
ここからは、船で北海道を目指します。
いつも出港の時間はワクワクしますが、今回は大間が楽しかった分、ほんの少し寂しさも感じました。
13時40分、津軽海峡フェリーは大間港を出発。
船はまっすぐ、北の大地を目指します。
15時10分、函館港に到着。
人生二度目の北海道上陸です。
■15時25分、ターミナルをバスは出発。
函館市街地に入っていきます。
■15時48分、五稜郭バス停で下車。
歩いて函館五稜郭に向かいます。
五稜郭まではバス停から800メートル離れています。
凍った歩道を慎重に進みます。
■15分近くかかって、函館五稜郭に到着しました。
北海道の夕暮れは早く、4時過ぎにも関わらずもう日が暮れてきました。
函館五稜郭は幕末に建てられた西洋式城郭です。
星型に設計されたお城の見学は初めてで、石塁の角に立った時に外がどう見えるのか確かめたりしていました。
ほとんどの人はこのあと五稜郭タワーに登って星型の城郭を空から見るのでしょうが、時間の都合等あり、次の目的地に向かいます。
■函館山展望台にやってきました。
圧巻の夜景でしたが、写真にするとやっぱ落ちますね。
日本三大夜景の呼び声は伊達ではありません。
生で見るべき絶景です。
なお、五稜郭からロープウェイ乗り場まではタクシーを使いました。
高かったですが、気軽には行けない函館。
時間をお金で買いました。
函館山からロープウェイで降りて、函館の街を散策しながら駅を目指します。
とてもオシャレな街ですね。
焼肉店に入り、ジンギスカンを堪能。
いい夜を過ごしました!
■函館駅に到着しました。
これから、昨夜泊まった青森駅前のホテルまで戻ります。
20時11分、はこだてライナー新函館北斗行は函館駅を出発。
20時33分に函館新北斗駅に到着し、新幹線に乗り換えます。
■20時43分、北海道新幹線はやて98号盛岡行は函館新北斗駅を出発。
わずか10分の乗換で慌ただしく北海道とお別れします。
新幹線は青函トンネルを通過し、本州に戻ってきました。
21時45分、新青森駅に到着。
在来線で青森駅に戻り、青森駅前のホテルに入ります。
■旅行最終日。
青森魚彩センターでのっけ丼を食べ、商業施設でお土産を買って帰る予定でした。
ところが、新幹線の空きが6時台の便しかなく、朝イチで帰ることになりました。
5時半に起床し、急いで身支度を整え、宿を出発します。
6時36分、奥羽本線弘前行は青森駅を出発。
6時40分、新青森駅に到着し、新幹線に乗り換え。
6時49分、東北新幹線はやぶさ8号東京行は新青森駅を出発しました。
■東京の飯田橋にやってきました。
現在は11時前、青森を出てから4時間ちょっとが経過しています。
なぜ、飯田橋に来たかというと、ここには青森県のアンテナショップがあるからです。
ここで青森のお土産を購入します。
完全なるドーピング土産ですが、荷物を持ち歩かなくて済んだことを考えると、この方法もアリじゃないかと思いました。
飯田橋から東京駅に移動し、新幹線と電車、バスを乗り継いで帰宅。
ついに今回の旅行も終わりを迎えました。
長くなった旅行記、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。