2022年の6月、初めて北海道。


富良野と美瑛で北海道らしい広大な景色を満喫してきました。


■ここは早朝の札幌駅。


前日、千歳空港に降り立ち、札幌までやってきました。


これから、富良野に向かいます。


■7時53分、臨時特急フラノラベンダーエクスプレス富良野行き は、札幌駅を出発。


まずは、旭川方面へ函館本線の人口密集地帯を進みます。


沿線には家々が並び、大都会の風景。


多くの列車とすれ違い、JR北海道が赤字であることを忘れてしまうような光景です。


しかし、滝川駅から根室線に入ると車窓が一変します。

山の中をひたすら走るようになります。

まわりに大きな集落はありません。

途中にある寂れた無人駅には、広大な敷地の中に、貨物列車を停めていたであろう長い線路の跡が何本も伸びています。

本州にはない光景です。

炭鉱のための路線ということがよくわかります。

富良野駅が近づいてくると、辺りは急に街になりました。

■9時49分、列車は富良野駅に到着。


多くの乗客は改札の外に流れていきますが、私の移動はもう少し続きます。旭川方面、富良野線に乗り換えます。

10時1分、旭川行きのディーゼルカーは富良野駅を出発。広大な農地の中を、ローカル線はのんびりと進みます。

■10時9分、中富良野駅に到着。


駅に降りると、初夏の暖かな日差しが出迎えてくれました。

いよいよ、本日最初の目的地に向かいます。


北海道らしい真っ直ぐな道路。

目的地のファーム富田までのんびりと歩きます。

■ファーム富田に到着。


ラベンダーで有名な観光農園ですが、満開はもう少し先でした。


それでも、園内には色とりどりの花が植えられていて、とても楽しむことができました。

■ファーム富田の観光を終え、夏の期間だけ設置される臨時駅、ラベンダー畑駅に向かいます。

これから乗車するのは、ノロッコ号。

終点の美瑛まで向かいます。


12時17分、ノロッコ2号美瑛行きは、ラベンダー畑駅を出発。

北海道らしい広大な農地の中を、初夏の風を感じながら美瑛駅に向かいます。

■12時51分、美瑛駅に到着。

昔ながらの素敵な駅舎です。

■近くの道の駅でお昼にします。

野菜ゴロゴロカレー。
素揚げされた野菜がゴロゴロ乗ったカレーです。

美瑛産のお野菜、甘くて美味しかったです。


■ここからは、美瑛観光協会のバスツアーにお世話になります。

客層は、いかにも観光客って感じの、キャピキャピした人は1組のカップルだけで、あとはみんな旅してるって感じの人でした。

旗を持った人の後ろをゾロゾロと歩く、そんなバスツアーとは異なります。

超大型の観光タクシー、と言った方が良さそうです。

みんな車窓の風景に興味津々で、車の窓に張りついて眺めていたのが印象に残っています。

■バスツアー最初の目的地は真栄の丘。


美瑛の特徴である、波打つ丘が見渡せるスポットです。


写真ではうまく伝えられませんが、どこまでも丘が波打つ様子が一望できます。

この地形は、十勝連峰の噴火によって作られたそうです。

そんな十勝岳は今日も、噴煙をあげていました。

■続いて、色彩の丘。波打つ丘を生かした観光農園です。

満開はまだまだ先でしたが、綺麗な光景です。

写真はありません。

■3つ目の目的地は、青い池。


噴火で発生する火砕流を食い止めるための砂防ダムを築いたところ、水が染み出て池ができたんだとか。

水は強い酸性で生物は生きられず、枯れ木も年々朽ちてきてしまっていて、未来永劫見られる景色ではないそうです。

■最後の目的地、白髭の滝。


崖の途中から水が出ていることから「白髭の滝」。

このあたりは温泉街になっていて、いつかはゆっくり滞在してみたいな、とも思いました。



■ツアーバスは、美瑛駅に戻ってきました。

ガイドの観光協会のおっちゃん、車内では目的地の豆知識を話してくれる一方、現地では自由行動で、我々の動きを静かに見守ってくれていました。

適度な距離感をとりつつ、旅行者それぞれが楽しめるよう、旅を導いてくれました。

■さて、美瑛から旅立つバスが来るまでに少し時間があります。

駅前のレンタサイクルで自転車を借りて散策します。


有名なケンとメリーの木です。電動アシスト付きの自転車にしたので、20分かからずに着きました。


実際に自転車を漕ぐことで、丘の波打つ様子を体感できます。


北海道らしい真っ直ぐな道路。
美瑛を体感します。

■いよいよ、お別れの時。
ふらのバス 快速ラベンダー号で、旭川空港に向かいます。

17時44分、美瑛駅を出発。

18時ちょうど、陽射しが傾き始めた旭川空港に到着しました。

■空港で夕食を摂り、20時01分、羽田空港行きJAL558便は旭川空港を飛び立ちます。

行きがけの飛行機は、ひとりで飛行機に乗るのが初めてで、何かと周囲の方に助けてもらいました。

サービスのドリンクをCAさんが持ってきてくれたときに「いくらですか?」と発言して、隣の席の方からオイオイとツッコミをいただきました。

でももう、2度目となれば、ひとりで行動できます。

初めての北海道、短い時間でしたが、本当に充実した楽しい時間でした。


■22時ちょうど、羽田空港に到着。

東京に一泊して、翌日帰宅しました。

これにて、旅行はおしまい。

旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。