気がつけば、10年またいで、
闘っていた。
初対戦は、全女のリング。
それから、JWP、息吹、ZERO-ONE、SUN、NEO、アマンドラ興行、、、
そして、スターダム。
いつも目障りで、
いつも目の上のタンコブだった。
みえなくなったらなったで、
なんとなく気になった。
どういう存在かなんて、
正直、わたしにもわからない。
ただ、あいつがいるから、
負けられなかった。
あいつがいるから、
スターダムにやってきた。
いつもあたりまえのように、
対角線にいたあいつ。。。
あたりまえの日々は、
あたりまえだけど、
ずっとは続かない。
別になんともない。
さみしくなんかないし、
全然残念なんかじゃない、
そう言ってやるために。
これっぽっちもなにも残さないために、最後に闘うんだ。
さんざん闘ってきたんだから、
もっと未来ある若手に、最後は譲るべきなのかもしれない。
そんなん知るか!
あたしは闘いたい。
あいつと闘いたい。
そのためには、大嫌いな高橋奈苗とだって組むよ。
足のひっぱりあいとか、しないよ。
全力の全力で、
最後に闘いたい。