先週の金曜日、12月15日に吉野川市の公民館の隣の社会福祉センタ-で、「最近増えてきた食道、胃の病気」という題名でお話をさせていただきました。
食生活の欧米化がすすみ、またヘリコバクタ-ピロリ(ピロリ菌)の感染が減少しているため、日本人の胃酸の分泌が増加傾向です。
それに伴い、
胃食道逆流症(逆流性食道炎)
が増加しております。
また、高齢化がすすみ、変形性膝関節症や変形性腰椎症といった整形外科疾患が増えており、痛み止め(鎮痛剤):非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を内服する機会が増えております。最近では、心臓の病気(狭心症、心筋梗塞)や脳梗塞の予防のためアスピリンを内服する機会が増えております。それにより、
NSAID(エヌセイド)潰瘍
も多くみられるようになりました。
そのような話を約1時間させていただきました。
約70名近くの方に来ていただき、質問もその後30分くらい続きました。みなさんが熱心にお話を聞いていただき、有意義な講演会でした。