6月22日の新聞に、「逆流性食道炎」についての記事があり、翌日の折り込みちらしにもその内容が入っていました。

逆流性食道炎の疾患啓発活動中だそうです。また簡単に逆流性食道炎が疑われるかどうかわかる、質問票が入っていました。私も今現在の状態で、点数をつけてみると、10点ですので逆流性食道炎が疑われるようです。

逆流性食道炎とは、食道に酸性の強い胃酸が逆流することにより、食道下部(胃に最も近いところ)に炎症がおこる病気です。日本でも、約10年くらい前より増え続けており、中年以降の人に発症しやすく、特に高齢の女性に多く、また重症化しやすいようです。実際何らかの症状のある方や、定期的な検査で上部消化管内視鏡(胃カメラ)を施行すると、約20%ぐらいの方に程度に関係なくこのような逆流性食道炎がみられます。おもな症状は「胸やけ」ですが、胸やけとは実際どうのように表現するのでしょうか?「何ともいえないみぞおちから上にこみあげていくるような感じ」でしょうか。

比較的逆流性食道炎に特徴的な症状は、

①みぞおちから胸の方にかけて上がってくるような熱感を伴う不快感

②食後におこりやすい

③脂っこいものを食べた後におこりやすい

④食べ過ぎた後におこりやすい

⑤横になったり、前かがみになったりした後におこりやすい

⑥口の中に酸っぱいものがこみ上げる

などですが、それ以外にも

①のどの違和感

②心臓に原因のない、狭心症のような胸の痛み

③慢性的な咳

などでも逆流性食道炎がみられることがあります。


以下が新聞の記事です。


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 次回は、逆流性食道炎の診断、原因に関してです。