我おぢたること | 木村雅のブログ

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我、木村雅 高等学校中退のすぐ後の噺、其の日は高カラなる洋服着て
雨にてバイト帰りに乗合自動車にて帰宅。
停留所は大通りにて其処よりいへまでかち15分くらし。
夜四ツうち過ぎ、いへまでの道のりは当時はたみいへもあまりなく墓地あるくらし。
急ぎ足にて歩みて後ろ振り返ると反対側に白黒の男歩みたるを確認、おのが身以外に人歩みたりけるが為安堵感。
数分後、反対側に有るはづの男我側に有ることに驚く。
最初は気にとみざりけれど段々と男のあの音近くなりてきて、咄嗟に怖くなり早歩みになひき。
共ぐ男のピッチも上がりければ確信に変はり我は走りだしき。
共ぐぞま男も走り出だしおひ掛けてきき。
まう、其れよりは木村雅必死にて全速力にて走りけれど、いへまにては未だ遠かりて泣きつつだうにや一番近きたみいへの玄関まへまで行きて、其のいへの人に助け求めき。
男のてづから掛かる寸前なりけれど諦めたのや逃げゆきき。
恐怖の夜経験して後日、高カラなる洋服着て、
ハイカラな友のいへへ行く途中の道中にて彼の時の男有りき。
髪形は爆発頭にて服装も同じなりけるが為まま違ひなかりて心臓止まるやと思ひき。
我、全速力にて友垣のいへに駆け込みし。
高カラなる友のいへにて朝まで高カラなる洋服縫とはすぐししことおもひいづ。