ボールの交換
昨日の試合を吹いたときのこと。
試合中にボールがタッチラインを割り遠くに転がって行ってしまった。
取りに行くのが面倒だと思った選手が本部に「ボール、ボール」と叫ぶ。
それに合わせて本部を務めていた担当選手がデスクの下にあったボールを投げて渡す。
あれは拾いに行けるだろうと思っていた私はそこで笛を吹いてプレーを止めた。
そして「勝手にボールを替えないで!」と叫ぶ。
ボールを取りに行けるし行くべきだと思っていたので交換を指示するつもりもなかったのでボールを戻させて
使用していたボールで再開させた。(観戦者が拾いに行ってくれた)
私の近くにいた、ボールを要求した側の選手が自分のチームの同僚が注意を受けたのかと思い、「今のは
本部がボールを渡してくれたんですけど」と言ってきた。
それに答えて言う。「いや、わかってる。だから本部に注意したんだよ。」
まぁ主審が本部に注意をするというのはあまりスマートなことではない。
以前にもブログに書いたことがあるかもしれないが、本部をやる人は「ボールの交換は主審の指示(許可)が
あってから行なう」と理解しておいてほしい。
選手が「ボール、ボール」と本部に要求しても、本部としては主審の方を見て主審がどうしたいかを確認して
ほしい。勝手にボールを持っていこうとしても渡さない。
本部のボールを取ろうとするのを主審が見たら笛を吹いて「ボールを取りに行って」という。
基準としては、ボールを拾いに行ってくれる人が、たとえば次の試合の準備をしているチームがいるとか、自分
のチームの控え選手がいるとか、または本部がボールを拾いに行くという役割を担っているかどうか。
だれもボールを拾いに行ける人がいないのに選手が「ボール、ボール」と予備球を要求しても困ってしまう。
事前に一言打ち合わせをしておくとよい。