サッカー審判TIPS(680) 袖なし審判 | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー審判TIPS(680)
袖なし審判

ユニフォームの袖についてのコメントが続いたが、今回は審判の袖なし。
私も初めて見た。
リーグ戦のその日第1試合の副審割り当てをこなしたあと、1試合空いて第3試合が自チームの試合だ。
第2試合が行なわれている間にアップをするのだが、そのときに副審が目に入った。
すると、なんと袖の無い服を着ているではないか。
イメージ 1

市販の審判服で袖がないものは見たことが無い。競技者に袖のあるユニフォームを義務付けておいて、さらに袖をめくってプレーする競技者に注意をする立場の審判が袖のない服を着るとは!?

どうも彼は審判服を持っておらず、白の半そでのシャツの上に「できるだけ黒い部分が多い服を」ということで持っていた黒のノースリーブのシャツを着て本部に現れたらしい。
さすがにそのパンダみたいな服で審判はおかしいということになったのだろう。まだ黒のノースリーブの方がましという本部判断(主審判断?)となったのであろう。

では審判服についてはどんな決まりになっているのだろう。
競技規則をめくってみたところ、普段見ることのない「(公財)日本サッカー協会審判員及び審判指導者に関する規則」というページ、その第14条に(服装等)という条項があった。(2017/18競技規則248ページ)
しかし、この条文は主に色についての注意事項である。(黒を基本とするがその他の色でも良いとか、審判員は服の色をそろえなければならないとか)。残念ながら袖についての記載はない。
※審判員たるものはこの規則にも目を通しておかなければならないなぁ。

条文に記載はないから良いのかもしれないのだが、やはり違和感満載。
審判服を忘れたのならば第1試合の副審を終えた私が貸してあげたのに。
って汗びっしょりの審判服を借りて着たくはないかもなー。
私だったら、ノースリーブで副審をやるくらいだったら汗でぬれたものであっても絶対に審判服を借りて着るよなー。