コイントスあれこれ
先日少年団の帯同審判で副審を務めたときのこと。
選手の用具チェックを行ない、完了して整列。
ピッチの中に行進して再度整列、笛の合図で礼をして握手のセレモニー。
全員との握手が終わってさてコイントスだ、と思ったらキャプテンは来ていない。
主審もセンターマークの方に歩いていこうとする。
「あれ?コイントスは?」と尋ねると…
「あ、もうやりました。○○のキックオフです。」との返事。
おいおい、私が用具チェックやっているうちにさっさとコイントス済ませちゃったのかよ。
「え~!?」と思ったが試合開始になってしまうので急ぎゴールネットのチェックに走る。
時間の短縮のためだと思うのだが、こちらとしても副審であるが審判カードはつけており、どちらのKO
なのかは適切なタイミングで情報共有してほしい。
主審がどんなコイントスをするのかは副審だって見たいし(そうでもない?)、トスに勝ったチームが
エンドを選ぶのにどんな要素を勘案したかなど、やはりコイントスに関わりたい。
コイントスの話題がらみで、握手セレモニーのためにどこまでピッチ内を行進するかについても触れて
おきたい。
「コイントスをピッチの真ん中で行なうことはお勧めできない」ということだ。
両方のベンチからもさほど遠くない距離、本部があれば、その本部からも見える距離、概ねタッチライン
から5~10mくらいまでが良いのではないかと思う。
コイントスがちゃんと行なわれ、どちらのチームが勝ち、どちらの方向に攻めるのを選んだのか、までが
主審以外の審判団にも本部にも両軍ベンチにもよく見えるような位置でコイントスを行なうべきだ。
コインの裏表までベンチから見える必要はないが、一連の動きが見える場所がよい。それはセンター
サークルでは遠すぎるし、タッチライン際では窮屈だ。
ちなみに私は、本部やベンチからの距離にもよるが、5mくらいから最大でも(スタンドがあるような競技場)
両側のペナルティエリアの縦のラインを結んだ線上までのところで行なうようにしている。