サッカー審判TIPS(444)
反スポーツ的行為
といってもサッカーのプレーでのことではない。
先日、少年団の県大会予選を吹いたときだ。
とあるクラブチームの指導者が、よく言えば熱血漢。悪く言えばヤクザ風、に子供たちに怒鳴る人だった。
このチームは強いのだが、格下の相手に対してミスをしてしまうと子供にボロクソに怒る。
基準が高いのだから仕方がないのだが、KenKenの属する少年団の選手が同じプレーをしたら「おー、よく頑張ったねー」と誉めたくなるようなプレーでも「そんなプレーしてるなら帰れ」みたいに言われる。
あまりにも言葉が悪いので聞き苦しく、よっぽど注意しようかと思った。(しなかったけど)
次にその後の別な試合。
こちらは指導者は口が悪くなかったが、子供たちが口が悪かった。
味方がミスをすると「何やってんだよー」とかもっとひどい言葉、気の弱い子だったら結構傷つくだろうなーというようなせりふがガンガン飛び交う。
縦パスに反応したがオフサイドの判定をされた子がボールを取りに行こうとしたら味方のDFから「そんなことしなくていいから戻れー」と怒鳴られた。
これはKenKenも見過ごすことはできない、と思いそのDF君を呼び注意した。
「良いことをしようとするのを止めさせるのは反スポーツマン的だよ」と。
低学年ならば相手ボールを取ってあげたらグリーンカードを出してあげるようなことなのにね。