サッカー審判TIPS(436) ペナルティエリアを出てから(2) | サッカー審判KenKenのブログ

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ペナルティエリアを出てから(2)
 
前回のネタを書いていて思い出した出来事があった。
もしかしたら昔書いたかもしれず、重複するかもしれないが書いてみる。
 
少年団、低学年の試合でのこと。
ペナルティエリア内で守備側(KenKenの指導するチーム)のフリーキックがあった。
たぶんオフサイドか何かだったと思う。
 
ディフェンダーの選手がチョンと後ろに蹴った。ゴールキーパーが前から転がってくるそのボールに向かってキック!
キック力が無い低学年の場合、プレースキックがなかなかエリア外の味方に届かない。
だから前から転がってくるボールを蹴ることで勢いをつけて遠くまで飛ばそうとする考えは理に適っている。
 
しかし、ご存知のようにペナルティエリア内ではフリーキックやゴールキックがエリアを出る前に(味方でも相手でも)もう一度触れられたらやり直しとなる。インプレーにならないからだ。
 
キックオフやコーナーキック、スローインを同じ選手が2度続けて触れたら相手の間接フリーキックとなるが、これは最初に触れた時点でインプレーだからだ。ゴールキック、ペナルティエリア内での守備側フリーキックはボールが一旦エリアを出なければインプレーにならないので、エリア内で2度続けて触れても相手の間接フリーキックではなく、キックのやり直しだ。