サッカー審判TIPS(329) 優先するものは | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー3級審判KenKenの審判経験記

サッカー審判TIPS(329)

優先するものは

数年前の話。
少年団の試合で審判割り当てでKenKenが主審、副審2人が別なチームから出てきた。
2人とも若いにーちゃん。
服装もだらしなく、だらだら歩いてくる。やな予感。

試合が始まり、判定の動作を見る。旗の上げかたは「たるいなー」という感じがありあり。

さて、縦にボールが出た。
反射的に副審を見る。すると、あれ?副審が何もしていない。
ボールがアウトオブプレーになったときに副審のところに行ってみた。
「どうした?」
何も言わずに、取れた旗をシャフトに取り付けようと一生懸命やっている。

どうやら旗が取れてしまったらしい。輪っかでシャフトに旗を取り付けているフラッグがあるが、どうもその輪っかがはずれてしまったらしい。

しかし、今キミがしなければならないことは旗の修理ではないだろう。
旗は手に持ってまずはボールを追うべきだ。
もしオフサイドなら旗だけを手に持って上げたっていい。
職務を全うしなさい。
優先すべきは判定。
たとえ旗が手から離れてすっ飛んでいっても拾いにいかずにプレーを注視すべきだ。