サッカー審判TIPS(240)
JKに甘い審判
私が指導している少年団には女子だけのチームがある。
彼女らは卒団して中学高校に行くとサッカーをやる場がないため、ときどき小学校の校庭に来て片隅で練習をしている。
先日の練習のときに、最後にOGたちと6年生(男子)の練習マッチを行なった。
その際に主審をやったのだが、女子たちの安定した技術にはびっくりした。
ハーフタイムに女子チームのコーチたちと談笑している選手たちを見て再度びっくり。
しっかりとピアスを付けている子がいるのだ。
「あのさ、サッカーのルールではピアス着けてはいけないんだよ」と優しく教えてあげる。
もう一人ピアス着けている子がいた。
その子が一緒になって、
「えー?ダメなのぉ?」
「だってさー、きのう開けたばっかりなんだよぉ」
「いいじゃん。ねぇ~」
と、まるで相手にしてくれない。
こちらも苦笑せざるを得ない。
小学生も背が低い選手ばかりだし、やむなくそのまま後半開始。
女子チームのコーチに「ねぇ、今度やるときははずさせてよ」とお願いした。
OGチームと試合するときは事前の準備をちゃんとしなければいけないことを学んだ。