サッカー審判TIPS(98)
審判はメキシコセットだった
本日から(12月7日から)クラブワールドカップが開幕した。
仕事を終えて会社を飛び出し国立競技場へ急ぐ。
幸い、開会前のセレモニーから見ることができた。
セパハン(イラン)vsワイタケレ・ユナイテッド(ニュージーランド)
試合はご存知のように、というか下馬評通りセパハンの勝利。3-1だった。
後半途中まではセパハンがボールを支配し、いったい何点入るのだろうと心配になったものだ。
しかし試合の流れというものはあるもので、ワイタケレも自分の時間帯がありそこで1点をものにした。
FWのトトリは細かいドリブルがうまく、もう少し見ていたかった選手だった。
つい試合を見てしまうので、審判(メキシコ3人+日本人の第4審判)の動きをあまり見ていなかったのだが印象に残った判定がいくつか。
後半、セパハンの右サイドに後ろから大きくボールがフィードされた。
左側を走っていたセパハンの選手がワイタケレの選手と接触して倒れたように見えた。
誰もがボールを見ていたはずなのに、主審がセパハンの選手にイエローカード。
多分テレビを見ていたらリプレーや解説により、何があったかがわかったはず。こういうときライブ観戦はつらいなー。
ま、明日の新聞とかネットニュースで確認しよう。
とにかく視野が広いということだ。ボールばかり追わず、まったく逆サイドまで見ていたということなのだから恐れ入る。これが国際級ということなのだろう。
もうひとつは、副審がフィールドの中に入っていってフリーキックの場所を指示したこと。
主審はゴール前の落下点付近に行き選手たちの位置取りによる小競り合いをチェック。
副審はフリーキックが蹴られるべき地点まで入ってキッカーが少しでも近い位置にセットしようとすることを防ぎ、また壁が近寄り過ぎないように監視するという役目を担った。この連携はとてもよかった。
さて、浦和の相手は予定通りセパハンとなった。今年3回目の対決だ。
トラップの精度はワイタケレより高かった。モチベーションも高いだろう。
ポンテのいない浦和は果たしてホームの利を生かせるだろうか。
ホームといっても埼玉スタジアムでもなく国立競技場でもなく、豊田スタジアム。
満員になったことのない豊田スタジアムを客で埋めるために組まれた試合ではないかと勘繰ってしまうがそんなこともはねのけて再度セパハンを退けてほしい。
おっと審判の話から逸れてしまいました。
では。