警視庁のまとめによると平成22年の交通事故死者数は4863人と10年連続減少とのことです。
20年ほど前は11227人と倍以上の死者数を数えていました。しかし、近年シートベルト着用率の向上、取り締まりの強化と車の安全性能の向上、ABS・エアバッグの標準装備や飲酒運転取り締まりや罰則の強化で目に見えて減少しているのが感じられます。
私が高校生の時は、まだ原付50ccはノーヘルでOKで自転車代わりに乗っていましたが、今では乗る機会はないが、ノーヘルで乗ってもよいと仮に言われてもとてもじゃないが、怖くて乗れませんね。それぐらい皆の意識も変わっているのでしょう。
一方、65歳以上の高齢者の死者数は2450人と初めて過半数を超え、高齢者社会を感じさせもします。
5年連続都道府県別でトップだった愛知県は6位に下がりました。これはニュースでやっていましたが、県をあげて取り組んだ成果でお年寄りに対する指導等が身を結んだようです。
皆さん、車を運転する方は良くあることだと思いますが、お年寄りは横断歩道もないところで道路を横断し始めて、車が止まってくれると思っていると思いませんか?しかも車の陰からでも出てきますよね。危なくてしょうがないので、私は窓を開けてそんな横断を続けているといつか車にはねられるから気をつけなさいよと注意します。
うるさいな、コイツって顔をよくされますがやめようとは思いません。なぜかというとその方にも家族がいます。残された家族のことを思うと交通事故にあって欲しくはないのです。もちろん自分も気をつけています。ただし自分が気を付けていても事故は起きてしまいます。
車、歩行者、自転車にバイク、トラックにタクシー、バスにトレーラーと色々です。そこに若者に中年、お年寄りに男と女、なかにはバカ者もいます。そこにあるのが交通ルールです。
ちょっと固い話になってしまいましたが、私は若いころ、車で赤信号無視して246号バイパス交差点で大型トラックに衝突し、しかもトラックの積み荷が自車の後部に飛んできてつぶされ、運転席だけほぼ無傷だったという事故で九死に一生を得てからものすごく慎重になりました。身をもって体験していますので、皆さんにも気を付けて欲しいのです。
危ないお年寄りを見たら遠慮なく注意しましょう