自分でプログラミングしている人生を生きているとはいえ、
長かった。
小学生の頃、父が永遠の出張に出て以来、
大好きだった父を大嫌いになり、
父は、加害者、僕は、被害者となり、
本当の気持ちをずっと封印してきた。
6年前、会社を辞めてから心のマナビがはじまり、
いろいろやってきた。
見たくもない自分の心を見てきた。
一昨日、父と会った時、自分の中で父へ見方が変わったのを感じた。
父に愛されていないとずっと小さい頃から思っていたのが、
ずっと愛されていたことに気づいた
父をどこかで、見下していたのが、
父のことを尊敬する思いが出てきた。
ずっと父をどこかで加害者だと思っていたのが、そうじゃないことに気づいた。
父のことをどこか好きになれない部分があったが、
本当は、自分は父が大好きであることに気づいた。
帰ってから号泣した。
「やっと本当の自分の気持ちに気づいてくれたね」
それが本当に嬉しかった。
言葉にならなかった。
こんな感覚を味わうなんて。
こんな世界があるなんて。
そして、次の日、このことを父に話した。
父も本音を話してくれた。
やっとやっと本当の親子になった。