命のバトン | Ake.sanのブログ

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尊敬する事業をするある方からのメッセージに、感動したのでご紹介します。いつも、彼の話しの中には必ず娘さんのエピソードがありました。
結婚された事をこのメッセージで知り、私も自分の娘を嫁がせたような気持ちになりました。
それぞれが自分らしく人生を進んでいる彼の家族が私の目標です。

2012年8月11日、長女が結婚式を挙げました。

私たちには3人の子供たちがいます。

長男の寛明30歳、次男の智晴28歳、そして一番下の悠子24歳。

一姫二太郎の3人兄弟です。

寛明は、私が命名しました。

明るくひろやかに、人生を謳歌(おうか)して欲しいと願いました。

次男の智晴は、妻の喜美子が命名。

知恵ある晴れやかな人生を、と願ったのだと思います。

末っ子の悠子は、私が。

悠久の悠の字を、彼女に贈りました。

命名という文字の通り、まさに名前には親の命がその子の生涯に渡って宿ります。

私は23歳で結婚し、家庭を持ちました。

サラリーマンを30台半ば過ぎまで務め、そして起業して今に至ります。

自分なりに、必死で生きてきたつもりですが、今、娘の結婚式に我が人生を振り返れば、もっとこうしておけばよかった、ああしておけばよかったと思うことしきりです。

男親にとって、娘は特別な存在です。


理屈を越えた存在です。

娘が東京の大学に通っていたとき、久しぶりに二人で食事をしたその帰りの駅での別れ際、彼女が人波に隠れて見えなくなってもなお恋面とその背中を探して、少しの間改札口に立っていたことを昨日のことのように思い出します。

悠子をはじめ、そうした子供たちとのひとこまひとこまの思い出が、私たちの人生の骨格となっていることを、今さらながら強く感じます。

「生々流転(しょうじょうるてん)」という言葉があります。

生きとし生けるものは、必ず変わるという意味です。

無常とも読みます。

常でない、必ず変化していく。

3人の子供たちは、私の心のなかでは今でもずっと小さかった頃のままですが、彼らはいつの間にか成人し大人になりました。

人が生きるとは、この必ず変わるという意味をどう解釈できるかにあるとつくづく思います。

これを前向きに解釈すれば、「私は今のままでいい!」という発想は成り立ちません。

何故ならば、変わりたくなくても、時が全てを変えていくからです。

「変わらずに生き残るためには、変わらなければならない!」

「山猫」という作品に出てくる言葉です。

変わりたくなくても変えられてしまうのなら、望むところよと自ら前向きに変わっていく!

何が起きても、徹底的にプラス思考で人生をよりよく変えていく!


これが、生き方のプロフェッショナルなのではないかと思います。

プロフェッショナルとは、神の前で告白する人の意であると聞きました。

できないと告白するのか、それともやってみせると告白するのか!


娘の結婚式は、こうした様々なことが私の胸に去来した1日でもありました。


閑話休題。



名前には、命が宿ります。

「おとうさん、知ってた?」

悠子が昔、私に言ったことです。

「何が?」

「あのね、うちの名前はゆうこでしょ。おかあさんの名前はきみこ、そしてひろあき兄ちゃんに、ともはる兄ちゃん。全員の名前の最初の一文字をつなげるとおとうさんの名前、『ゆ・き・ひ・と』になるんよ!」

私は、それを聞いてハッとしたのを覚えています。

以来私にとって、この家族は出会うべくして出会った過去遠々劫からの「約束の家族」なのだと強く感じるようになりました。

その約束の家族の一人娘が、純白のドレスを身にまとい、手には美しいブーケを持って、葉山の海にぽつんと突き出た高台の緑の草地にセッティングされたバージンロードに向かって、今、付き添いの人たちと共に浜辺からにこやかに歩いて来ます。

私はやや緊張気味に娘を迎えます。


娘が私の右側に立ちました。


「おとうさん、ありがとう」、今までとは何か違う大人の彼女の一言と共に、彼女の左腕が私の右腕にやさしく組まれて、左右に別れて並んだ沢山の人垣でくっきりと浮き出たバージンロードを、私たち二人はゆっくりと歩き始めました。



「オメデトウ!」の祝福の嵐と、カメラを構える大勢の人たちの前で嬉しそうにポーズを取る娘の笑顔に、ぐっと来るものを押さえながら、今まで生きてきて見たことのない景色のなかに私はいました。



今日のこの景色を見るために、今までの悠子との時があったのかも知れません。

私の命の分身が、未来に向かって新郎の元へと歩いて行きます。

新郎と悠子の目と目が合って、私は新郎に悠子を手渡し、そして新郎と強く握手しました。


握手をしながら、私は心のなかで新郎に言いました。


「『とも・ひろ』くん、悠子をよろしく!」


幸仁

PS 私たちは、8/15~9/6まで、ヨーロッパと地中海を旅してきます。

このセオリーが届く頃には、JALの翼のなかにいます。


まずはフランクフルトでソーセージでも食べながら、本場のヴァイツェンビールで乾杯です!




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