アップコーティングという罪 | 「病院のしくみ」木村憲洋の日記

アップコーティングという罪

重い病名で医療費請求 川鉄千葉病院、県が返還指導(朝日新聞)

http://www.asahi.com/life/update/0119/TKY200801190245.html?ref=rss


話題的に遅いのですが、DPC病名のアップコーディングについてです。日本でも、ついに、アップコーディングで新聞に掲載される病院ができてきました。日本も順調にアメリカの10年うしろを追っかけていることがわかります。アップコーディングとは、疾病別定額支払いの場合、より重度な病名をつけ請求することです。アメリカでアップコーディングをして社会問題になった病院は、コロンビアHCAという当時アメリカ最大の営利法人の病院でした。因みに、この病院グループはアップコーディング後に他の病院グループに買収されました。さて、疾病別定額支払いでこの他に起きえることは、適応外患者の手術です。手術の必要性がない患者を手術してしまうということです。日本の病院も経営が困れば困るほどこのような不正が起きる可能性はあります。今回の診療報酬改訂も病院経営にはプラスになることはなさそうなので、これからも注意が必要です。川鉄千葉病院は、今後どうなるのでしょうか?普通で考えると保険医療機関停止ですけどね。