何年か前にワタミで新入社員の女の子が、無理な長時間労働を強いられて、その結果、自殺してしまったという事件がありました。 なぜ?彼女は死ぬ事になってしまったのでしょうか?...
会社を辞めるという選択肢はなかったのでしょうか?
ワタミの長時間労働というのは、彼女だけが行っていたわけではありません。
全国にあるワタミのどこでも同じように行われていたと思います。
基本的に大変な仕事でしょうが、みんな何とかこなしていると思います。中には「別に大した事じゃない」なんて楽々こなしている人もいるでしょう。
しかし、彼女にはワタミでの労働というのは、とてもキツい物でした。
毎日が辛い気持ちだったと思います。 なぜ?彼女はワタミで仕事をこなせるようにならなかったのか?
彼女が頑張っていないから?
違います。
彼女はワタミの仕事に向いていなかった
たった、これだけの理由です。
だから、向いている仕事を探せば良かったのです。
しかし、彼女は、そう考える事が出来ずに死ぬ事を選びました。 なぜ??
それはブラック企業特有の体質が原因なのです。
ブラック企業の多くは
頑張れば出来る!
気合いだ!根性だ!
死ぬ気でやれ!
と全く科学的根拠の無い言葉で従業員を責め立ててきます。
科学的に考えれば、世の中に同じ人間など存在しないのと一緒で、能力が違うのも分かりそうなものなのですが。 ブラック企業は信仰宗教のように、間違った教えで従業員を洗脳していくのです。
そして洗脳された従業員は
私が出来ないのは頑張ってないから。
私が出来ないのは気合いと根性が足りないから
となってしまうのです。
要するに仕事がこなせないのは自分のせい。
自分がダメだから仕事がこなせないとなってしまうのです。 すると心が病んでいきます。
みなさんご存知のうつ病です。
うつ病というのは自己肯定感が低くなるとなるもの。
つまり、自分を愛せなくなってしまった時になるのです。
彼女はダメな自分を愛せない。
だから、必死になって頑張ったと思います。
それでも、こなせるようにはなりませんでした。
仕事に行くのが辛かったでしょう。
だけど、行くしかなかった。
仕事がこなせるようにならなければ自分を愛せるようにならないから。
会社を辞めたら完全にダメな人間だというのが決定してしまうから。
だから、彼女は死ぬ事を選んだのでしょう。
会社を辞める事なく、ダメな人間という烙印を押される事がなく、この辛さから逃れられるのは、「死」しかなかったのです。
日本では仕事を辞めたりクビになったりするのはダメな事みたいに言われます。
しかし、ホントは自分の苦手な分野を知る事が出来たという「成長」だというのを知ってもらいたいですね。
アメリカ人なんかは、そういう風に考えるらしいですよ。