私は、ピュアハーツというプロダクション所属のアーティストですが、今回はそのピュアハーツとの出会いについて少し触れたいと思います。
話は大学院2年生時に遡ります。イタリア留学でこの道の厳しさを知り、歌の道を諦めそうになっていた時期でもありました。就職も視野に入れ大学院に入学したので、2012年秋のあの時期は、まさに人生の岐路に立っていました。
仲間と就職活動の話をしていたところ、友人が「木村さん、こんな求人見つけましたよ」と、1枚の用紙を持ってきてくれました。それは、今私が従事している「NPO法人音楽で日本の笑顔を」の求人票でした。
この1枚の求人票が私の運命を変えました。
NPOへの就職が決まり、その後、音楽で社会に携われる喜びを感じ、充実した毎日でした。そして更に嬉しいことに、演奏する機会も度々あり、歌い手としての木村優一も徐々に認知してもらえるようになりました。
そんな中、ピュアハーツの社長でもある、「NPO法人音楽で日本の笑顔を」の岡田秀春理事長が、録音やコンサートで私の歌を耳にされたことがきっかけで、お声をかけて頂き、ピュアハーツの所属となりました。
事務所の大先輩、中島啓江さんからも「あなたは本当にソプラニスタだね! 頑張って! 一緒にいつか歌おう!」と声をかけていただきました。私がピュアハーツに所属をしてすぐに亡くなられたため、その夢は叶いませんでしたが、啓江先生からいただいた宝物の言葉を忘れず、これからも精進していきたいと思います。
人生とは何があるのか分かりません。
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