自分の声はどんな声?
自分の声種を説明するときに使っている言葉に、「ソプラニスタ」というものがあります。ソプラノの音域で歌う男声歌手、というようにコンサートなどでは簡潔に説明していますが、実は定義がはっきりしてないとも言える用語です。
大学院の論文で、この言葉の定義から歴史など色々調べてみましたが、そもそも文献が少なく、海外から資料を取り寄せたり、カウンターテナーの方々に質問したり、イタリアでお世話になった先生の言葉を思い出したりしながら苦労してまとめました。
ちなみにカウンターテナーの説明はまた大変な音楽学のお勉強になるため、今回は省略しますが、現代カウンターテナーは世に広く認識され、目覚ましい活躍をしています。是非、いろんなカウンターテナーの歌を聴いてください。
お薦めとして、
大活躍のアンドレアス・ショルを紹介します。
アンドレアス・ショル
ソプラニスタ=珍しい声、という前提で見られることが多いので、あまりこれにこだわりたくないというのが本音ですが、自分の声を育てていく上で、歴史や定義を学ぶことは必要です。これからも研究していきたいです。
定義については、noteにもう少し詳しく記しています。是非ご覧ください!