いろんな自然素材や木の種類が採用されています白山市NY様邸新築工事、


その中でも、現代ではちょっと背伸びした材料である、タモ材がふんだんに使われております。


その中に使用される家具の材料を自社にて製材しました。


まずは段取り。


用意してあるタモの無垢材に、仕上がり図面からちょっと増して製材していく寸法やラインを書込みます。


ちなみに、この現代でも寸法は全て、尺や寸、分や厘、を使用します。
まだまだ製材機器の目盛りは当たり前のように、 
これらの寸法表示です。

若者が定着しない理由もわかります( ; ; )


それはさておき、いよいよ台車へ。

いやー、綺麗な杢目が表れてきました。

目立てに間違いなし!



どれだけ乾燥した材でも製材している途中から変形が起こります。それらも予見しながら慎重に製材していく、、、




お客様の用途を想像して、こんな風にこんな風にと工夫して、木の特性や出てくる杢目を考えながら製材して、それを大工さんがピッカピカに磨いて組み立てて、完成する。



そして、それが住まうご家族の愛着に囲まれてみんなと一緒に呼吸して、生活して、


ふっとしたときに、これまで経った年月が、走馬灯のように、鏡のように、その当時を想い出させてくれるものになっている、、、


みんなの想い出とともに、携わった職人全員の気持ちがこもった家に、ある意味特殊な空気感が漂うことは想像に難くありません。




そう思うと、いつもながら愉しすぎる!




果たして日本中でどれだけの工務店が自社でこのようなことが出来るでしょうか!私たち木村製材は恵まれています。先代が残してくれた、もうほぼ販売されていないであろうこれらの機器を、私たちが大切に受け継いでいこうと思います。


そして、木の魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと思います。