ウッドデッキ 濡縁

いいお天気も今日まで、だそうです。

羽咋市T様邸、そんな日を見計らってウッドデッキを組み立てました。

デッキ材料は、「セランガンバツ」という東南アジアの外材を使用しました。比重が大変に高く、アイアンウッド（鉄のような木）・ハードウッド、とも形容されるこの材料には、基本的には防虫・防腐塗装は不要で、耐用年数は20年以上、と明記されています。

しかし、そのような言葉を鵜呑みにしてもし仮に1～2年で腐ったとしても、誰も責任をとってくれませんので、私はウッドロングエコを塗装しました。
もちろん、販売店さんには「セランガンバツ」という名前を出した上で、塗装特性まで調べていただき、判断しました。


いつまでも、末永く、使っていただきたい。
そして、そこに住まうご家族の歴史や文化や思い出、時代を、「鏡」のように映し出してほしい。


そんな想いで、大工さんはじめ職人さん、販売店さん、管理者、みんなが同じ「方向」を向いて、常に考え続ける集団です。


ちなみに、この2組のウッドデッキの現場作業時間は半日チョットです。
普通に現場で「切ったり」、「付けたり」して終る作業量ではありません。

お天気が不安定なこの時期の仕事であることは、かなり前からわかっており、すべて前もっての段取り、手加工、そして、手加工=組み上げる大工さんや私たちの図面やイメージ通り、という良い連鎖反応が生まれます。

これは、私どもが「手加工」にこだわる一つの考え方です。





ありがとうございます。