9月6日・7日・10日・11日と4日間にかけて各委員協議会があります。インターン生にも傍聴してもらい、木村が個人的にトピックと思ったものをピックアップして記事を書いてもらっています。

 

 

中学校給食の全員喫食についてです。

 

 

 

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この記事はインターン生による

活動報告です。

 

日々の活動、感じたことを

書いております。

 

ただいま試行中です。

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 9/7に枚方市役所で行われた文教委員協議会において、中学校での給食制度導入に関する案件が取り上げられました。具体的には 「中学校給食の全員喫食に向けた実施手法について」 というものであり、小学校同様、中学校でもみんなで給食を食べようというものです。

 

 

 協議会の中では、全員喫食実現に向けた新しい手法として5つが挙げられ、それぞれの紹介がなされました。

 

 

 

 

 今後は、この5つの手法を、費用・実施期間・継続性など様々な項目から比較・検討し、最も効果的・効率的で実現性の高いものについて、平成30年度末を目途に、全員喫食実現に向けての手法として報告する予定となっています。

 

 

質疑応答の場面では、「全員喫食の実現は必要なのか?」という鋭い質問もなされました。全員喫食を望む人の割合についてのアンケートは現在実施されていません。そのため、どれほどの人が全員喫食実現を望んでいるのかについて、具体的なデータとして見えてこない現状があり、全員喫食を実現する必要性が不明瞭となってしまっています。また、給食制度のメリットとして、子供が食べたがらない野菜を食べさせ、不足しがちな栄養素を補うというものがあるなかで、「嫌いなものまで食べることを要求する『トップダウン型』のやり方で果たして良いのだろうか?」という質問もありました。

 

 

 個人的な考えとしては、中学校給食の全員喫食に対しては否定的です。中学生期(思春期)というのは自意識が芽生え、高まっていく時期であり、中学生は小学生に比べて選択の自由を欲する傾向が強くなります。そのため、自分で主体的に選択する機会を増やしてあげるという点でも、昼食形式を固定化するのは良くないと考えます。また、補足的にはなりますが、枚方市では現在、昼食については選択制がとられています。今はこの選択制から、全員で給食をとる制度への移行を考えており、給食全員喫食になった際にどのような給食の作り方がいいのかについて議論している段階となります。

 

 

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(木村のコメント)

 

導入当初は全員喫食(食缶方式)がいいと思っておりました。

 

ただ、市としては選択制ランチボックスでしたが、給食自体には賛成ということで、市の案にも賛成はしています。

 

私が全員喫食食缶方式がいいと思っていた理由は以下の通りです。

 

 

・食缶方式であれば、食べる量も調整できる。

・みんな同じものを食べるので弁当の比べあいによる問題がない

・栄養管理された昼ご飯を全員食べることができる

・全体の費用は掛かるが選択の管理や食数の変動がないという意味では効率的である

・選択制だと当初の予定よりも食数が多くても少なくても問題となる

 

しかし、一度選択制ランチボックス方式で始めた中で、喫食率も高まらず、(ニーズがない??)どの方式をとるにしても追加費用が掛かる、他にも優先的にお金をかけるべきところはあるのじゃないかという意見もある中では、全員喫食に進めていくべきかどうかは最近非常に悩ましいなと感じます。(全員喫食じゃなくてもいいのかな、という考えも出てきています)

 

全員喫食かどうかとは直接関係ないですが、就学援助の生徒に関しての喫食率はもっと上げていくべきだと思います。

 

 

 

みなさまはどうお考えでしょうか?

 

 

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枚方市議会議員
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