この記事はインターン生にまとめてもらいました。

 

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病院事業会計について質問しました。

 

【要約】

 

病院事業会計については、毎年赤字決算が続いている現状に対して市長は危機感をもっているのかと意見したところ、新病院としての収支改善のベースとなる収益の伸びが計画値を下回っていることについては危機感を持っており、徹底した経営改善を病院に求めているとのことです。

 

また、採算性の上がりにくい部門は別会計にするなどして経営状況をよりわかりやすくしてはどうかと提案したところ、これについては地方公営企業法の主旨から難しいとのことでした。

 

 

【質問】

 

「病院事業会計については、改革プランに基づき、救急医療や小児二次救急医療、災害時医療など、公立病院としての役割を担いつつ、地域支援医療支援病院の承認取得、医師の確保による診療体制の充実等によるさらなる収益の拡大と経営の効率化について、経営改善につながるよう危機感を持って進めます。」と有りますが、毎年赤字決算が続いている現況に対して市長は本当に危機感をお持ちでしょうか。また職員が危機感を持って業務をする為の啓発を市長はどの様に図っていますか。

 

【答弁】

 

 新病院建設にあたっては平成27年度から31年度までの5年間は、計画上も医療機器に係る多額の減価償却費が計上されるため、一定赤字増加が見込まれていたところです。しかし一方、新病院としての収支改善のベースとなる入院収益の伸びが計画値を下回っていることについては強い危機感をもっており、徹底した経営改善を病院に対して求めているところです。

 

【質問】

 

 収支は別にして、新入院患者は毎年増加しており、市民ニーズに一定対応できていることは理解しているつもりです。

診療体制の充実等によるさらなる収益の拡大と経営の効率化を進めるということですが、具体的にどのように経営改善を進められますか。

また周産期、小児科、救急科のような、公立病院の責務としてしっかりと担わなければならないが、採算性の上がりにくい部門については、別会計にするなどして経営状況をより透明化して問題点の把握と改善計画の立案を図る手法を取ってはどうでしょうか。

 

【答弁】

 

 医師を確保し診療体制を充実させ、良質な医療を提供することで地域医療機関医師の信頼を得ながら収益構造の改善を目指します。

 また、不採算部門を別会計にすることについては、地方公営企業法の主旨から困難ではありますが、経営状況の透明化を図ることで問題点の明確化と改善に努めてまいります。

 

【要望】

 

危機感を持って経営改善に取り組むと言いつつ新病院開院時から3年間赤字決算が続いております。仮に、今まで危機感が無かったのでこれから危機感を持って取り組んでいく、そうした説明で有れば納得出来ますが具体的な経営改善活動が出来て無いので有れば危機感を持っていないのと一緒ですし、無理だと言っているようなものです。危機感を持って対応するという言葉に説得力が有りません。病院の財政状況は決して良好とは言えません。旧病院からの引き継いだ負の遺産もあるかことから、それらについては明白にすべきです。公立病院として担わなければならない不採算部門もあるなど現在の病院の経営状況の透明化を図る事で課題を共有化し、経営健全化を計って行く事が重要です。抽象的な言葉で経営改善を語る事なく、地道に具体的な行動を積み重ねて結果につなげていく、この動きをして頂く事を要望致します。

 
 

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