この記事はインターン生にまとめてもらいました。

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人が集まるまちづくりの推進についてⅡ

 

子どもたちの未来への可能性を最大限に伸ばす学校教育の充実に関連して下記4点の質問をしました。

 

①少人数学級編成について

②コミュニティー・スクールの設置について

③中学校の部活動について

④日本一を目標とする学校給食と中学校給食の全員喫食の実現について

 

その内容は

 

①児童数減少に伴い、高学年になると単学級が見込まれる学校がある。それを解消するための方策に対する教育委員会の見解は。

 

②枚方市におけるコミュニティー・スクールの狙い及び目的について。事業推進における課題の解決のために、市と学校と地域の組織的な連携、協働体制の確立がもとめられるのではないか。

 

③文部科学省によって「運動部活動の在り方に関する相互的なガイドライン(仮称)」が3月に策定予定で、1月に骨子案が公表されたが、それに際し、枚方市としてどのような取組みを行うのか、また、部活休養日ができれば中学生が地域で活動できる仕組みを作っていくべきではないか。

 

④中学校給食については、全員喫食の実現に向けての様々な手法を検討して頂きたい。学校給食の「おいしさ・品質日本一」については感じ方が人それぞれである以上、こういった抽象的な目標よりも、「食べ残し0」というような具体的な数値目標(こだわりすぎるのはよくないが)のほうが好ましいのではないか。

 

というものでした。

 

【質問】

次に少人数学級編制について、お伺いします。

平成30年度市政運営方針において、平成30年度から、これまでの第4学年までの市独自の少人数学級編成を拡充し、第5、第6学年を対象に支援学級在籍児童数を含んで1学級40人以下とする少人数学級編制を実施するという方向が示されました。

本来、少人数学級の充実は国や府が実施するものですが、拡充が進まない中、市として独自に実施されることについては一定評価するところです。

しかし第5、第6学年を対象とした今回の学級編制基準であっても、枚方市の小学校では、児童の減少に伴い、第5学年になると来年度も単学級が見込まれる学校があります。単学級については、「枚方市学校規模等適正化基本方針」においても「新たな出会いや多様な考え方に接する機会が少なく、人間関係が固定化されお互いに切磋琢磨できにくい状況になる」と示されており、課題があると認識されていると思います。

このような中、第5、第6学年で単学級になることが見込まれる学校に対して、単学級を解消するための方策が必要であると考えますが、教育委員会に見解を伺います。

 

【答弁】

小学校第5、第6学年においては、一定規模の学級集団の中で、互いに高め合いながら成長していくことが重要であると考えており、今回、新たに第5、第6学年を対象に支援学級在籍児童を含んで1学級40人以下とする少人数学級編制を実施することにより、結果として、単学級の課題解消につながる場合もあると考えています。

 今後、より有効な手法を検討してまいります。

 

【質問】

次にコミュニティ・スクールの設置についてお伺いします。

市政運営方針では「保護者や地域住民が積極的に学校運営に参画し、特色ある教育活動を展開していくため、順次小学校にコミュニティ・スクールを設置し」とあります。

この間、国は、「地域住民や保護者が学校運営に参画する仕組みとして、コミュニティ・スクールをめざすべき」との方向性を示しています。本市でも6月、9月の議会において、具体的にコミュニティ・スクールについて検討していると答弁がありましたが、枚方市のおけるコミュニティ・スクールのねらい及び目的について、お伺いします。

 

【答弁】

次に、コミュニティ・スクールの設置について、お答えいたします。

本市におけるコミュニティ・スクールは、学校と地域、家庭が連携・協働し、子どもたちの健やかな成長を支えていく学校づくりを進めていくことがねらいです。

本市では、学校運営協議会を設置し、校長の学校運営に対して必要な支援を行うことを目的に、小学校において順次、実施してまいります。

 

【質問】

枚方市のおけるコミュニティ・スクールのねらい及び目的については、理解しましたが、市政運営方針にもある「地域とともにある学校づくり」を進めるためには、コミュニティ・スクールの推進は不可欠です。ようやくコミュニティ・スクールの実施に向けた動きが見えてきたことは良いことですが、推進するにあたっての課題及び、その課題に対して、どのように解決していくか、お伺いします。

 

【答弁】

本市では、平成28年6月に策定した枚方市教育振興基本計画、平成29年4月1日に改正された「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、この間、コミュニティ・スクールの設置に向けた準備を進め、来年度、実施可能な小学校から設置していきたいと考えております。

今後、学校運営協議会を核としたコミュニティ・スクールとしての成果と課題を検証し、成果については、他の校区の取組の参考となるよう、情報発信していくとともに、課題については、綿密な検証を行い、改善策を示すことで、全小学校実施に向けて推進してまいります。

 

【要望】

学校と地域が相互にかかわり合い、学校を核として地域社会が活性化していくことが必要不可欠です。 地域の人々と目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子供たちを育む「地域とともにある学校」への転換を図るため、全ての小学校がコミュニティ・スクールとなることを目指して取組を一層推進・加速し、学校と地域との組織的・継続的な連携・協働体制を確立するよう要望しておきます。

 

【質問】

次に、中学校の部活動について伺います。

文部科学省が「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(仮称)」を3月に策定する予定で、1月にガイドラインの骨子案が公表されましたが、枚方市としてどのような取組を行うのか、お尋ねします。

 

【答弁】

次に中学校の部活動についてお答えします。

 本市におきましては、文部科学省が3月に示す「ガイドライン」等に基づき、本市の「ガイドライン」を策定する予定をしていますが、それに先立ち、文部科学省が示した「ガイドライン骨子案」を参考に、子どもたちの心身のバランスが取れた成長を促すため、平成30年4月より、平日1日、休日1日、週2日以上の休養日を、各校の実態に応じて設定し、適切な部活動の実施に努めてまいります。

 

【質問】

市政運営方針には、中学校の部活動について、生徒の健全育成の観点からガイドラインを作成し、効率的な練習内容や適切な休養日等を設定するとあります。部活動の休養日を活用した「中学生が地域活動に参加する仕組みづくり」の予定についてお聞きします。

 

【答弁】

現在、中学生は、各中学校区における地域が実施する祭り、スポーツ大会や清掃活動等、さまざまな行事に参加しています。

これらの経験を通して、中学生は、地域の方たちと繋がり、地域の一員としての自覚の醸成とともに、豊かな人間性を育んでおります。

 今後、部活動の休養日設定の趣旨を踏まえ、中学生が地域で活躍する仕組みづくりについて、検討を行ってまいります。

 

【要望】

今後、少子化がさらに進むことを踏まえれば、ジュニア期におけるスポーツ環境の整備については、長期的には、従来の学校単位での活動から一定規模の地域単位での活動も視野に入れた体制の構築が求められます。 このため、市は、文科省の示すガイドラインを踏まえ、生徒の視点に立った、運動部活動改革の取組を進めるとともに、地域の実情に応じて、長期的に、地域全体で、これまでの学校単位の運動部活動に代わりうる生徒のスポーツ活動の機会の確保・充実方策を進めるよう要望しておきます。

 

【質問】

先に中学校給食についてですが、今も選択制で喫食率向上の取り組みを教育委員会と各学校でされていますが、なかなか喫食率が向上しておりません。今後もさらに喫食率の向上を目指していただくとともに、学校給食の本来の目的に立ち返ればやはり全員喫食であるべきだと思います。全員喫食の実現に向けて費用対効果も含めて様々な手法を検討して頂くよう求めておきたいと思います。

次に、学校給食の「おいしさ・品質日本一」については、おいしさの感じ方は個人差があるので何をもって日本一とするのか、抽象的な目標を掲げたとの印象を受けます。ただ単においしいと感じる人の数を競うだけでなく、学校給食を取り巻くさまざまなことをふくめての「おいしさ・品質日本一」だと思いますので、その点について掘り下げた質問をさせていただきます。

今回の市政運営方針で、学校給食の「おいしさ・品質日本一」を目標に掲げられた目的についてお伺いします。

 

【答弁】

学校給食には、ただ単に学校で食べるお昼ごはんというものではなく、食育の生きた教材として活用するという役割があります。

おいしい給食を提供し、給食の時間を子ども達にとってより充実したものとするとともに、学校教育における食育を推進することを通じて、子どもたちの学習意欲を高めるなど、教育効果の向上を目的とするものでございます。

 

【質問】

食育の生きた教材として活用との答弁ですが、枚方にはまだまだ豊かな農空間が広がっているという地域性があります。地元産の米や野菜を既に学校給食で活用するという地産地消の取り組みも、この地域性ならではと思います。たとえば、生産者をゲストティーチャーに招くなど、この地域性をもっと活用した食育の取り組みも可能ではないでしょうか。

また、このような取り組みを通じて、食べ残しも減らせるでしょうし、「おいしさ」という抽象的な目標よりも「食べ残しゼロ」という数値目標の方がわかりやすいと思います。

かといって、「食べ残し0」にこだわるあまりに、子供たちの好きな味付けや献立に偏ってはいけませんし、給食時の指導など教育的な側面を見据えた、食育における「おいしさ・品質日本一」であるべきと思いますが、市の見解をお伺いします。

 

【答弁】

子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身につけていくためには、食について学ぶことが重要であるとの考えのもと、学校教育はもとより、家庭や地域などさまざまな機会を活用して、食育の推進に取り組んでいく考えです。

 

【要望】

中学校給食の全員喫食率の実現については、

今回は、質問しませんでしたが、中学校給食の喫食率を上げる

これまでも要望させていただいておりますが、

就学援助受給者の経済的負担を軽減し、また、栄養バランスのとれた給食を全ての生徒に提供することが、全員喫食であればできます。今は選択制をとっているので、まずは、この中でベストを尽くす、そして、その後については、中学校給食の全員喫食に向けて早期の実現を要望しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

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