この記事はインターン生にまとめてもらいました。
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人が集まるまちづくりの推進についてⅠ
「安心して楽しく子育てできる環境の充実」に関連して、下記二点の質問をしました。
①就学前の児童を対象とした事業について
②留守家庭児童会のあり方と学校施設を活用した放課後子ども教室モデル事業の実施について
内容としては
①枚方市の就学前児童数は10年前と比べて減少傾向にあるが、保育所等の入所児童数は約1600人の増加を計上しており、これは女性の就業率の増加とあわせて今後も続くと考えられる。今後の取り組みとしては、ニーズに応えるためにも、限りある財源を有効活用し、市が一体となって就学前児童対象の事業を展開すべきではないか。
②留守家庭児童会のこれからのあり方はどうなるのか。放課後子ども教室モデル事業実施の趣旨と目的は?
といった感じになっています
①
【質問】
就学前の児童を対象とした事業についてお伺いします。
枚方市における就学前児童数は10年前に比べて約3,500人減少していますが、保育所等の入所児童数は約1,600人増加しており、こうした傾向は女性の就業率の増加とあわせて今後も続くと考えられます。枚方市では平成31年度当初までに500人の入所枠拡大に向けて取り組んでいますが、今後の待機児童対策についてどのようにお考えなのかお伺いします。
【答弁】
平成31年度当初の500人の入所枠確保については、私立保育園の増改築による定員増や小規模保育施設の開設、市立幼稚園を活用した小規模保育事業の実施などにより、おおむね目処がついたところです。しかしながら、女性の就業率の増加などにより保育ニーズは更に高まっており、今後は、幼保連携のもと、民営化や統廃合も含めた就学前の教育と保育のあり方について一体的・総合的なプランを作成してまいります。
【質問】
保育ニーズについては増加傾向にあり、待機児童が発生している状況ですが、一方で幼稚園の入園者数は減少傾向にあると聞いています。これらの状況に対応し、さまざまな子育てニーズに応えるためには、限りある財源を有効活用して枚方市の就学前児童に対する取り組みを進める必要があると考えますが、見解をお伺いします。
【答弁】
保育所の入所者数は年々増加する一方、幼稚園の入園者数は減少傾向にあります。特に、市立幼稚園については定員に満たない状況が続いており、今後、この様な就学前の保育、教育に係る諸課題については、幼稚園、保育所等をトータルに捉えて、民営化や統廃合を含めた一体的・総合的なプランの作成に取り組みます。
【要望】
保育所、幼稚園、家庭等、保育する場所の形態は様々であっても、枚方市の就学前児童であるという観点から、限りある財政の中で将来推計も含めて行政責任としてどのように事業を進めていくのか明確にする必要があると考えます。幼稚園の大幅な定員割れや保育所の待機児童対策に個別で対応するのではなく、教育や保育を包括し、市が一体となった就学前の児童全体を対象とした事業を検討することが必要だと考え、要望といたします。
②
【質問】
次に留守家庭児童会室のありかたについてお伺いします。
この数年、留守家庭児童会室の入所児童数が増大しており、また、4月からは6年生の受け入れが始まります。共働き家庭等の増加によって留守家庭児童会室の入所児童数はさらに増大していくことが想定されます。また、今後全ての児童を対象とした児童の放課後対策を検討している中で、現状の留守家庭児童会室のあり方はどうなっていくのでしょうか。お考えをお尋ねします。
次に放課後子ども教室モデル事業についてお伺いします。
今回学校施設を活用して実施を予定されている放課後子ども教室モデル事業は、参加を希望する全児童を対象とする事業のことですが、留守家庭児童会室事業や放課後自習教室事業等、これまでも放課後に実施している事業もあります。
今回。どのような趣旨・目的でこのモデル事業を実施しようと考えているのか。お尋ねします。
【答弁】
留守家庭児童会室のありかたについて、お答えします。
留守家庭児童会室については、入室児童数の急増への対応が喫緊の課題となっていますが、児童の放課後対策の検討を進める中で、そのあり方についても検討してまいります。
次に、放課後子ども教室モデル事業について、お答えします。
このモデル事業は、児童の自由で自主的な時間、安全で安心な活動の空間、異年齢の仲間との交流など、子どもの成長に必要な要素である、いわゆる「3間」の確保に資するよう実施するものです。モデル事業を実際に学校の現場で実施することによって、利用者のニーズ把握や、事業効果、学校や既存事業との関係における課題を検証し、子どもにとって望ましい「放課後」の実現に向け、本市の実情に応じた児童の放課後対策に関する基本計画の策定につなげてまいります。
【要望】
放課後子ども教室モデル事業の実施による検証を十分に行っていただき、今後、策定される児童の放課後対策基本計画に適切に反映していただけることを期待しています。子どもたちを取り巻く環境の変化が、子どもたちの放課後に大きな影響を与えていることは否めない現実であると思われますが、国が進めているから実施するというのではなく、枚方版の児童の放課後の過ごし方の充実や子どもたちの健やかな成長につながる事業にしていただきたい。本市の実情を十分に踏まえ、子どもたちにとって望ましい放課後の実現に向け、取り組んでいっていただきたいと要望しておきます。
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枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
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