決算の質問です!

 

まだ5個以上あります。

質問項目多すぎたかな・・・・。

 

 

シルバー人材センターという外郭団体。

高齢者のいきがいをつくる、という趣旨は理解するのですが、

この団体ができた当時の高齢化率は9.1%、

平成28年度は27.1%

 

当時はマイノリティだったかもしれませんが、

もう4人に1人。

 

そう考えるとこれまでのやり方をしていくべきなのか。

 

 

また、

仮に人材派遣業と考えた場合、

2500~2700人程度が登録されている派遣業の

仕事を受注してくるとか、シフトを差配するときの

管理コストの相場観ってどれくらいなのでしょうか?

 

人材派遣業や日雇いバイトの管理をやっている人がいたら教えてください!

 

 

そうこうしている間に、

12月議会で自転車駐車場の指定管理がシルバーではなくなり、

補助金の話についても案が行革の計画で出ていました。

後者の話はまたどこかで詳細の記事をアップするかもしれません。

 

 

 

【質問】

決算概要説明書104ページ、「シルバー人材センター補助金」についてお聞きします。

 市は、補助金932万1879円を交付し、シルバー人材センターを支援されています。これはどのような根拠に基づき、どういった基準で支出されているのでしょうか。お聞きします。

 

【答弁】

シルバー人材センターは、高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献することを目的として、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づき設置されており、その事業は同法第36条に基づく国の補助事業です。この法律においては、高齢者の就業機会の確保を図るため必要な措置を講じるよう努めることが、国及び地方公共団体の責務として位置づけられており、国はこの規定に基づき、シルバー人材センターへの補助金に関する取扱いや、補助限度額について毎年、執行方針の中で定めています。

国のシルバー人材センターへの補助金は、地方公共団体が応分の負担を行うことを前提に交付することとしており、市の補助金額が、国の基準額を下回る場合は、市が交付する補助金額まで、国交付額が引き下げられることとなります。

本市におきましては、法の趣旨に基づき、国の示す方針を踏まえ、センター事業の実施に必要な経費を精査の上、補助金交付額を決定しております。

 

【質問】

法律の考え方はわかりましたが、シルバー人材センターの年度末の登録会員をみますと、減少傾向にあるようです。最近では、同じような取り組みを行っている団体等がでてきている中で、市がわざわざ補助金を出して支援することの効果があまりないように思いますが、シルバー人材センターに登録者のうち、どれくらいの人が、どれくらい就業できているのでしょうか。お聞きします。

 

 

 

【答弁】

平成28年度の実績としまして、平成29年3月末時点の登録会員は、2559人で、そのうち1回でも就労した実人数は2058人で、就業率は80.4%、1日平均就業人員は、1041人となっています。

なお、平成29年8月末現在の登録会員数は2704人となっており、3月末と比べて、5.6%増加しております。

 

【質問】

 約2,700人の登録会員のうち、平均すると1日平均で、約1,000人の方がなんらかの就業ができているとのお答えですが、本当はもうちょっと細かいデータをお示しいただきたいと思います。例えば、週1で働いている人が何割、週3で働いている人が何割といったようなデータも今後出していただきたいと要望しておきます。それでは、次にシルバー人材センター全体の歳入・歳出や収支状況の内訳は、どのように推移してきているのでしょうか。お聞きします。

 

【答弁】

 シルバー人材センターの収支状況につきましては、平成26年度は、経常収益が、9億9838万円、経常費用が9億7678万4千円で、経常費用の内訳としましては、登録会員への支払い配分金が8億4247万7千円、臨時職員を含むセンター職員の人件費が6064万5千円、配分金と人件費を除いた事業経費が7366万2千円で、1259万6千円の黒字となっています。

 

平成27年度は経常収益が10億1437万9千円。経常費用が10億2888万9千円で、経常費用の内訳としましては、支払い配分金が8億8742万4千円、人件費が6078万円、配分金と人件費を除いた事業経費が8068万5千円で、1451万円の赤字となりました。

 

平成28年度は、経常収益が9億9790万4千円。経常費用が9億9503万4千円で、経常費用の内訳は、支払い配分金が8億6927万7千円、人件費が6290万2千円、配分金と人件費を除いた事業経費が6285万5千円で、287万円の黒字となっており、以上のような収支で推移しております。

 

 

 

↑これを聞いたのは、団体の規模が大きくなっていることもあり、別に枚方市からの補助金1000万円はなくてもいいんじゃないか、ということを確認したかったのです。

 

年間予算2000万円の団体にとっての1000万円の補助金と、

年間予算10億円の団体にとっての1000万円の補助金とでは、

同じ1000万円でも重みが違いますよね。

 

 

【意見・要望】

シルバー人材センターが創設されたのは昭和55年ですが、現在では、60歳を過ぎても、現役で働き続けられる方が増えるなど、社会における高齢者の就業体制が大きく変化しており、シルバー人材センターが求められる役割についても、変化があるのではないでしょうか。ちなみに、昭和55年は65歳以上の人口比率は何%かご存知でしょうか?総務省統計局の資料によると、国全体で9.1%です。平成28年度は27.3%で、10人に1人もいなかった時代から、4人に1人以上になっています。

市は、法律の趣旨に鑑み、シルバー人材センターへの補助金交付は必要とされていますが、歳入・歳出の推移をみますと、経常収益が毎年約10億円あり、経営上の収支も、比較的安定した状況にあるようですので、市が補助金を支出しなくても、十分自立して運営できるのではないかと思います。

法律で決まっているからということでこの点については、国の方でもぜひ議論をしていっていただきたいと思いますが、一方で自治体としても、法律に基づく支援といいましても、補助金ではなく、市から受託する事業で十分支援をしているともいえるのではないでしょうか。今後においては当該補助金の必要性について十分検討し、市の支援のあり方も工夫されるよう要望しておきます。

 

 

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枚方市議会議員
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