所属している文教常任委員会で

10月26日・27日と関東方面に視察に行っておりました。

 

視察先は船橋市と杉並区です。

 

杉並区の視察内容についてはまた別途記事にいたします。

 

(議場で委員会のメンバーと同伴した副市長と社会教育部長とで)

 

今この分野の議論を進めている背景を

説明をしますと、

 

子どもの成長にとって必要な要素(いわゆる3間)
・仲間(異年齢集団による集団あそび)
・時間(自由で自主的な時間)
・空間(安心・安全に過ごせる場所)
が必要なのですが、
子どもの放課後の現状として、3間の減少
・家庭の事情による仲間の分断

(帰宅、塾、留守家庭児童会室、塾、習い事など)
・保護者等の干渉(保護者の安心と子どもの自立のトレードオフ)
・地域で安全に自由に遊べる空間の減少

(子どもを取り巻く事件・事故)

 

ということで、場をつくっていけないか、ということを

全国的に議論しており、枚方市も来年度からモデル事業を実施予定ですので、議会としても議論をしていこうという流れになっております。

 

留守家庭児童会室の入室率も高くなってきている一方で、留守家庭児童会室は入室要件がありますので、入室できないけど放課後に、という児童生徒の受け皿にもなってくると思います。

 

 

感覚的なものですが、私が小学生だった頃は(20~25年前)

クラスに1人2人程度だったと思うのですが、

今は枚方市全体で留守家庭児童会室に入室している児童は20%程度と、単純に考えると、35人学級なら7人程度、40人学級なら8人程度が入室している計算になります。

 

(入室率については、学校ごとの差や学年による差はあります)

 

●船橋市は、小学校でも部活がある。

(だから高学年の利用は少ない)

●放課後ルームと放課後子ども教室のすみわけについてしっかりと児童・保護者とコミュニケーションをとっている。

●放課後子ども教室の登録率は約半分。

●実際の利用は1日平均は23.4人(スタッフは3人)

●下校時間は自由なのでタイムカードのようなもので放課後子ども教室の始まると終わりをカードで管理。保護者へのメールサービスもある。

 

 

あたりが学びでした。

 

 

今後の議論に活かしていきます。

 

以下は当日の聞きながらのメモです。

誤字脱字はご容赦ください。

 

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放課後ルーム(留守家庭児童会室)

放課後子ども教室
H26 5校
H27 +26 合計31校
H28 +23 合計54校全部

放課後ルームの待機もいた。



片方は19時まで。もう片方は17時まで。
二つの事業が車の両輪のように。

コーディネーター1人、教育活動推進員2人で合計3人

夏休みは1日(朝から夕方まで)になるので5人。
コーティネーターが現場監督。
ボランティアとの連絡調整もやる。



コーディネーターは資格要件1日勤務。
教育活動推進員は午後のみ。


地域ボランティア。
登録人数が348人述べ活動回数3236回
ボランティア1校当たり年間60回

学校(教頭)、放課後、留守家庭の3者で運営委員会。


放課後ルーム(留守家庭)
学校に1つ。

入所4951名。待機児童が14の教室がある。 141人待機。

児童館が市内に20館。

そこの園長が放課後ルームの園長を兼務。

留守家庭児童会室は歳出額約10億円。
管理運営にが7700万。残りの93%が人件費。

5→31→54と段階的にしたということだが?
一気にやるのは大変とか耐震工事

教育活動推進員はどういう方?
教員免許持ってる方もいる。お子さんの見守り、保育士資格の方とか。
行政の一般事務の採用。
コーディネーターは資格を求めるけども。



障害のあるお子さん
加配をしている。


お断りする場合。
他のお子様に暴力とか。
注意をすることはあるが恒久的にというのはいない。


過密校とか。
余裕がある学校は場所を確保できるが、過密校でも拠点は確保。
今日はどこが空いてるからとかを連絡取りながらやっている。

・利用登録について

H29.5.1
小学生3.3万人
9月末現在で1.65万人登録。
H28で52%


プログラムはあるが自由参加。

率が高いのは低学年。
1・2 70%
3 60%
6 14%

高学年は習い事とかクラブ活動とか。


教室とグラウンド。トランシーバー。2つに分かれたり。
放課後ルームとふなっこルームで教室を時間で分けたり。

放課後教室はかなりフレックス。

今日は理科室、今日はグラウンド・・

部活が吹奏楽部・バスケ。



1・2年目は保険料として500円取っていたが、無料。

ふなっこ4億円。(3分の1は補助金)
コーディネーター1540円/時
推進員1010円/時

子ども教室ができて、
放課後ルームのお子さんがやめたのが130人。2年目180人。

土曜日。
ふなっこ教室のニーズは特にない。
放課後ルームの利用はかなり少ない。半分以下。
土曜が仕事の人はルームの方に申し込む。


教員は関わっていない。教頭先生は運営面で連絡取る。
教育委員会の管理部総務課でやっている。学校教育部でやるのはできない。
学校には迷惑かけませんよというところの確認。
アラーム回線も別。
1階で直接空いている教室を使っている。


おやつのアレルギー対応は?
エピペンの預かりは
→聞いて対応140人くらい。アレルギー対応必要。
 アレルギーが強いところは保護者が購入して持ってもらう。
 エピペンの研修もしている。生徒が個人でも持っている。
 ふなっこ教室



☆ボランティア募集の仕方

公民館とかサークルとかで声掛けしている。
広報誌。
謝礼で500円。


☆下校時間
スクールガード。

どこで帰るかわからないのについては
自己責任。
カードでメール。半分くらいが登録。

4時半くらいの明るいときになるべく同じ方向で帰ろうねと。
メールは任意登録。

☆夏休みと通常の比較、
6月 3.4万 7月2.8万

☆利用人数・参加状況
→23.7人。日が長い時間は5時。


☆ニーズ調査と実際。
こういう事業が必要かというアンケは実施していない。
週5やってること自体珍しい。
部活が盛んなので単純比較。



☆事故。自主的な。
ルームと子ども教室は違う。
看護は欲しい。そこを理解してもらう。違うんだよと。
けがはあるけど特に苦情はない。

H29 1年放課後ルーム13人待機。対策として施設整備。


放課後ルーム。夏休みだけでも、空いていれば、申し込み大丈夫。1か月単位。



お母さん同士の連絡の中で、認識が固まってきた。


地域とのかかわり。


今はずっと直営でやっていく。

 

 

 

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ご対応いただいた職員の方々には感謝申し上げます。

お忙しい中ありがとうございます。

 

 

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枚方市議会議員
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