一般質問の内容です。

 

以下が枚方市の職員の給料の分布なのですが、

職務職責に応じていない部分がまだまだありますので、改善に向けての進捗状況を聞いております。

毎回言っておりますが3~5級はほとんど同じですね。

5級が課長代理なのですが、昇給幅が少なく、課長代理にならならず、4級の係長でも同じくらいの給料なので昇格試験を受ける人がとても少なくなっております。(今は受験率が25%程度)

 

 

 

あわせて、

民間均衡の原則から乖離している、技能労務職についても

是正に向けて進んでいるかについて進捗状況を確認しています。

 

少しずつではありますが、進んでいます。

もうちょっとスピード感を持って進めていただきたいですが・・・。

 

 

【質問】

職務、職責に応じたメリハリのある人事給与制度について、お聞きします。メリハリのある人事給与制度に係る取り組みについては、この4月に「枚方市人事行政制度調査審議会」が設置され、メリハリのある人事給与制度の構築に向けた審議が進められていますが、具体的にどういった内容について審議がなされているのか、お尋ねいたします。

 

【答弁】

「職務、職責に応じたメリハリのある人事給与制度について」お答えします。

枚方市人事行政制度調査審議会における審議状況でございますが、審議会につきましては、これまで計4回開催いただいており、現在は「職員の職務と責任に応じたメリハリのある人事給与制度の構築」に関しまして、給料表の種類、その構造及び特徴、職員の在職分布、職務の級の間における金額の重なりなどについて、審議を行っていただいているところでございます。

 

 

↑この重なりですね。

 

【質問】

ご答弁いただいた審議会での審議事項のうち、給料表の職務の級の間における金額の重なりについては、私は以前から、よりメリハリのある給与制度とするためには、重なり部分を縮減していくべきであると繰り返し主張してきたところであり、審議会では、こうした点について、今後どういった議論が行われるのか注視していきたいと考えておりまして、私も一回だけ傍聴に行きましたが、これまで傍聴させていただいた審議会の中では、かなり踏み込んだ議論をしているという印象を受けました。市としては職務の級間の重なりについては、どのようにお考えなのか見解を伺います。

 

【答弁】

給料表の職務の級間にある金額の重なりにつきましては、重なりがない、あるいは極端に少ない給料表であった場合、若年層の給与額が低額で推移する傾向があること、また、各級の号給数が少なくなるために昇給が早期にストップするなど、職員のモチベーション維持に様々な課題があることから、国家公務員に適用されている給料表においては重なりが設けられているところでございます。

本市においても、人勧に準拠する形で国家公務員と同様の給料表を用いてきたところであり、こうした観点から、今後においても一定の重なりは残す必要があるものと考えているところです。

しかしながら一方で、職務の級間の大きな重なりは、職員の職務・職責を的確に反映し、一層メリハリある給料表を構築する上での、課題の一つでもあることから、今後の審議会での審議内容も踏まえながら、重なりの縮減に向けた検討も進めたいと考えております。

 

【質問】

職務の級の間の重なりの縮減については、是非とも早急に取り組んでいただくようお願いしておきます。続きまして、審議事項のうち、職員の在職分布割合についてお聞きします。分布割合につきましては、審議会での議論の中で、一部の職制の職員数が本市の組織規模に対して多いのではないかとの指摘がなされていました。この点については、私としても同じ意見ですが、市としてはどう捉えておられるのか見解を伺います。

 

また、その要因は様々あると思いますが、私はその一つには少人数しか在籍していない課、いわゆる小規模課の存在があるのではないかと考えています。小規模課といえども、普通の課と同様に一定数の役職者数が必要となるため、小規模課の存在が、必要以上の役職者の配置に繋がっていると考えますが、こちらについても、市の見解を伺います。

 

【答弁】

各職制における職員の分布割合につきましては、中核市をはじめ他の自治体や国における分布割合と比較して大きく乖離している状況ではございませんが、効率的かつ効果的な行政運営を行うという考えのもと、本年4月の定期人事異動では「コンパクトな組織を構築するため、職制の簡素化と職制職員数の縮減」を重点課題に掲げ、管理職員数の縮減に取り組んできたところです。今後も引き続き、小規模課の在り方など審議会での議論も踏まえ、更に効率的な組織人員体制の構築に取り組んでまいりたいと考えます。

 

【質問】

審議会は一度だけの傍聴ですが、かなり具体的な意見も出ていますのでそれらを踏まえ、しっかりと取り組んでいただくようお願いしておきます。

最後に、職務職責に応じた人事給与制度という点で、技能労務職員の給料表の適用についてお尋ねします。技能労務職給料表については、私はこれまで幾度となく、技能労務職員にもかかわらず行政職給料表の適用を受けているというのは職務職責に応じた状態ではないということで、それらの職員を技能労務職給料表へ移行することについて、早急に実行に着手するよう訴えてきました。

そうした中で、ようやく今年度に入って、この件に関して、具体的な手法などについて労働組合との協議を始めているとお聞きしましたが、現在の進捗状況をお聞きします。

 

【答弁】

技能労務職員の給料表の適用に係る労働組合との協議につきましては、本年4月から6月にかけて実施した各職場の実態把握の内容などを踏まえ、これまで7月と8月の2回にわたり、行政職給料表が適用されている技能労務職員の整理の方向性などについて協議を行いました。今後も引き続き、早期に課題の整理を図るべく、鋭意取り組んでまいります。

 

【意見要望】

職務職責に応じておらず民間均衡もできていない給与制度になっているため、最新の「枚方市人事行政の運営等の状況の公表市の業種によりますが、年収ベースで1.68倍、1.59倍、2.27倍、1.99倍となっていますので、徐々に解消に向けて進んではいるかと思いますが、早急に進めていただきますようよろしくお願いいたします。

 

 

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枚方市議会議員
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