====

この記事はインターン生による

活動報告です。

 

日々の活動、感じたことを

書いております。

 

ただいま試行中です。 

====

 

街ワークということで、枚方市と自分が選んだ地方自治体とを比較しながら自分が選んだ地方自治体について感想を述べたいと思います。

 
自分が選んだ地方自治体は高槻市です 。高槻市は枚方市と同様に中核市に位置付けされており、また、枚方市の隣に位置しているため、自治体の規模や地理的条件が似ているため、自分としては比較がしやすいということで選びました。
 
まず、枚方市と高槻市の基礎情報として
枚方市
人口 404,212人 平成29年6月1日時点
歳入 135,185,789 (千円)
 
高槻市
人口 353,712人 平成29年6月末時点
歳入 117,853,849 (千円)
 
上記から枚方市のほうが若干ではあるが人口が多いため、歳入も高槻市を上回っいるのだと推測される。高槻市の人口と財政の動向について、枚方市と比較しながらもう少し詳しく見ていきたい。
 
まず、高槻市の人口の動向調べるために高槻市の人口ビジョンと総合計画を見てみると、高槻市は、大阪と京都とのベッドタウンとして、1960年代の高度経済成長に合わせて人口が急増し、1990年代にピークを向かえ横ばいから緩やかな人口減少へとなっている。この高槻市の人口減少は死亡数が出生数を上回る「自然減」と転出者が転入者を上回る「社会減」の両方に起因している。今後の動向として高槻市は、高度経済成長に人口が急増したことから、団塊世代の人々が多く住んでおり、高齢化が急速に進んでいる。そして高槻市は全国平均よりも平均寿命が長く、世界的にも高水準のため今後平均寿命が急速に延びることは期待できず、20年後には団塊ジュニア世代も高齢期を迎えるため今後も高齢化、死亡数の増加は続くと考えられている。また、高槻市は合計特殊出生率は上昇傾向にあるが、出生数は減少傾向にある。これは出産・子育て世代の減少に起因する。
 
 

 
次に転出数と転入数であるが、、2002年には転出数が2400人を越えるなどしていたが、2012年、2013年は転出者超過数は500人を切っており、転出者の超過は改善傾向にある。しかし、国政調査を基にした年齢階層別の純移動数をみると、25歳~29歳までの層をピークとして20~54歳の層の転出が多い傾向があり、結果、生産年齢人口・出生数の減少の一因となっている。
高齢化・人口減少は労働力不足となり、地方税収が減少し現在の行政サービスを維持できず更なる人口流出をもたらす可能性があるため対策が必要である。これは枚方市も社会減、自然減の状態であるため、おなじことが言える。
 
高槻市は対策として
定住人口、特に生産年齢人口の増加を最重要課題に掲げ、「住みやすさナンバーワン」をキーワードに、子育て支援策や教育環境等の充実に努めるとともに、先進的な施策、豊かな自然・文化遺産といった地域資源など本市の持つ魅力を市内外へ積極的に情報発信を行うことで、一定の成果が出始めているとしています。その上で以下の視点を持って人口減少の対策に取り組むとしています。
①社会減の状態を社会増の状態に転換し若い世代の定着・流入を促進するため本市の魅力を高め情報の発信
②全国平均よりも低い合計特殊出生率を上せるため、若い世代の就労・結婚・出産・子育ての希望を実現できる環境をつくる
③人口減少に対応したコンパクトなまちづくり
の3つを挙げている。
 
自分としては高槻市はバスは京阪バスだけでなく、市営バスや阪急バスも走っていたり、JR高槻駅はJR京都線の新快速も停車するということで、新大阪駅、大阪駅、京都駅に対し抜群のアクセスであり、また高槻市は阪急電車との使い分けもでき、京都の中心街へもアクセスが良いという素晴らしい立地であるので、若い世代でも住むことができる住宅環境を整え、情報を発信していくことで、通勤・通学の便利さを重視した若い世代が流入・定住するのではないかと考えます。
 
次に高槻市の財政状況を見ていくと、財政力が0.79と地方交付税交付金なしでは無理ではあるが、地方債に頼ることなく、財政を回している。そのため、実質公債費が0.1、将来負担率が0と非常に低い。ただ、経常収支比率が93.3%と高く、財政の硬直化が懸念される。今後生産年齢人口が減り、老年人口が増加すると現在の行政サービスの維持が困難となるため、現在は財政は健全であるが、今後も健全な状態が続くかはわからない。 現在の財政を保つためにも、人口減少に歯止めをかけることが最重要であると私は考えます。
 
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
http://kimura-ryota.net/
ご連絡はこちらにお寄せください。
hirakata@kimura-ryota.net

ツイッターアカウント
@kimura_ryota

未来に責任
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━