指定管理までの大きな流れと、なぜ指定管理導入に賛成について書きました。

 

直営で同じことができればそれでよいのですが、

これまでできていないのも事実です。

 

それとともに本当に図書館のあり方は考えさせられますね。

 

図書館グランドビジョンから抜粋ですが、

図書館利用者などはおおむね減少傾向です。

 

 

 

貸し出し冊数。減少傾向。

予約件数はやや増えているが、

実利用者数も減少傾向。

 

こういう中で、

利用者者数を増加させるために会館日数・時間の増加を

求めておりました。

 

 

 

2012年の9月議会でグループ会派の

鍜治谷知宏 前議員が質問していまして、

大きい方向性としてはこの時も申し上げているものに

準じております。

 

 

「本市の図書館でも、市民サービス向上の観点から、できる限り開館日数や開館時間帯の拡大を図るべきであると考えます。」

「何も指定管理者制度の導入にこだわっているわけではありません。直営のままでも開館時間の午後9時までの延長や365日開館、図書の充実などのサービス向上と、経費の抑制等を両立できるのであれば、何ら問題ないと考えております。しかし、第2次グランドビジョンでは、開館時間帯については「利用状況に即して見直し」とあり、時間延長だけでなく、場合によっては縮小もあり得ると受け取れます。また、開館日数の拡大については、ビジョンでは触れられていません。現状では、365日開館どころか、今以上の開館日数の拡大は正直に言って難しいと考えておられるのではないでしょうか これまで職員の皆さんがさまざまに努力をされてきたことは評価いたしますが、構造的、意識的な壁もあり、正直、直営での頑張りも限界に来ているのではないかと感じています。」

 

↑一部抜粋ですが、

開館時間を拡大できるのであれば、直営でもOK.直営で無理ならほかの運営方式も考えるべき。という話です。

全文はコチラ

 

直営でもできるのであればよいのですが、

これまでの市の議論の中では直営では実現していません。

(ここで市の努力不足だという声もあります)

 

ということで指定管理に賛成しています。

 

ほかにも、

■H26.8.29の委員協議会では
●サービスの向上
窓口の一本化、開館時間帯・会館日数の増加、民間のノウハウを生かした各種サービスの提供、施設のフレキシブルな活用
●導入による効果
運営コストの縮減、専門性を備えた職員の新たな活用として、

 

などがあげられておりました。


別添資料として社会教育委員会議から、

生涯学習施設と図書館の複合施設における効率的・効果的な管理運営について(意見)H26.8.6

という書面がついていました。

 

内容の抜粋としては、
・素晴らしい内容であり実現を期待する。
・図書館グランドビジョンとの整合を図ってほしい。
2次グランドビジョンではなかった。H28までの計画。
・指定管理の導入については慎重に進めてほしい
複合館だけではなくいろんな利用者がいるので他部署との連携に十分配慮して。
全国の導入事例を十分に参考にして検討を進めてほしい。
⇒6館中2館を先行導入(H26.11.26委員協議会)

 

 

その後の流れとしては、




■H26.11.26委員協議会
6館すべてではなく、

さだとまきのの2館を先行導入。
2館の導入状況を検証し、

残りの4館含めてH30年4月からの全6館を指定管理者。


■H27.11.20委員協議会
指定管理者決定。

 

 


という流れです。

 

以前にツイートもしたことがあるのですが、

公立図書館のあり方はもっと抜本的に

考えていってもいいのかもしれません。

本は多少は読む人間ですが、

公立図書館は無料の貸本屋なのか、

地域の拠点(公民館的施設)なのか、

研究施設・知の拠点なのか。

 

どうあるべきでしょうか。

 

 

ちなみに枚方市は分館は指定管理導入していく流れですが、中央図書館については直営です。

 

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枚方市議会議員 木村亮太(きむらりょうた)

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未来に責任

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