今日は図書館指定管理についての議案審議と、

指定管理導入を慎重に検討する請願の審査を

文教常任委員会で実施しました。

 

 

結果としては、

議案は賛成多数で可決

請願は不採択しないものが多数となりました。

 

質疑は各委員から多岐に渡りおこなわれまして、

1時間20分ほど質疑をしていました。

 

 

10時開始で討論や採決なども含めて12時半頃に終わりました。


副委員長として討論をいたしましたので、

討論内容をUPしておきます。

 

様々な意見はありますが、私も賛成しました。

 

前任期から利用者拡大のために開館時間の延長を求めておりした。

 

直営では開館時間の延長ができず指定管理になり開館日数が1.5倍になっているので私も分館6館の指定管理導入には賛成しております。

 

(直営でもできるじゃないかというご意見もごもっともですが、残念ながらできてなかったのは事実ですので・・・)

 

 

 

図書館行政についてはいろいろと考えていかないといけないこともありますが、今はまず月曜日の一般質問の準備を優先します。
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議案第21号「枚方市立図書館条例の一部改正について」及び請願第5号「図書館分館(複合施設6館)への指定管理者制度導入の可否について慎重に判断することを求める請願」の本委員会における採決にあたり、議案第21号には賛成、請願第5号については反対の立場から討論を行います。
枚方市立図書館への指定管理者制度の導入については、平成24年12月に策定された「枚方市新行政改革大綱」や平成25年3月に策定された「枚方市行政改革実施プラン」において、事務事業の効率化の方針が示されたことを受けて、検討が開始されました。
これを受けて、教育委員会では、平成26年9月の文教常任委員会所管事務調査における「生涯学習施設と図書館の複合施設における効率的・効果的な管理運営について」の中で、図書館への指定管理者制度導入に対する考え方を説明し、平成28年3月に策定した「枚方市立図書館第3次グランドビジョン」の中で、中央図書館と、各地域にある図書館分館の役割分担を行い、生涯学習施設と図書館の複合施設の6分館について制度導入を行うことで、官・民のそれぞれが持つノウハウを最大限に活かしながら、長期的な視点に立った、市民満足度の高い図書館サービスを提供する方針(考え)を明らかにしています。
こうした方針のもと、平成30年4月からの6分館へのより効果的で適切な制度導入とするため、平成28年度から蹉跎・牧野の両図書館に、指定管理者制度の先行導入を行い、さまざまな検証結果について報告されたところです。
 このような中で、本請願は、先行導入館における成果や課題の検証が不十分であり、もっと時間をかけて慎重に検討すべきであるとされています。
 その内容の一つ目は、指定管理者制度導入に伴う経費削減効果が2年間で164万円と見られないという意見です。
 この点につきましては、蹉跎・牧野の複合施設への指定管理者制度導入にあたり、年間の図書館開館時間数が従来の約1.5倍に増加されたことで、市民の図書館利用の機会は格段に向上されています。そして、その運営経費は、これまでの運営経費を下回り、時間当たりに換算した運営経費ではこれまでの額より大きく削減されており、正確な試算はないものの先ほどの答弁で直営で1.5倍になったら何千万程度になるとのことでしたので、、経費削減効果は明らかです。

二つ目は、利用者アンケートの結果が数値で示されており、指定管理者制度に関する疑問や不満の声等が無視されているとの意見です。
 現在まで2回行った利用者アンケートでは、1回目は約400人、2回目は約300人という多くの利用者が回答されており、その結果では、制度導入当初に行った1回目の調査時から市民満足度は高くなっております。さらに、制度導入後しばらくしてから実施した2回目の調査では、利用者満足度が大きく向上しています。このような結果から、多くの利用者は指定管理者による図書館運営に満足しており、今後も指定管理者による図書館運営を望んでいると判断できます。一方で、一部に制度導入に対する疑問や不満の声もありますので、今後は制度導入に疑問や不満等をお持ちの市民にも、安心して図書館をご利用いただけるよう、引き続き丁寧に説明していくことと不満点を改善していくこと・今回での意見も仕様書に今後盛り込んでいくが必要であると考えます。

 三つ目は、専門性の高い職員を長期的に育成、確保する観点や、業務の専門性、地域ニーズへの対応、持続的・継続的運営の観点から、総務省が図書館への指定管理者制度導入を対象としたトップランナー方式の導入を見送ったように、枚方市も時間をかけて十分に検討を行い、今後の方針を決定すべきとの意見です。
 本市では、図書館分館と中央図書館の役割分担を行い、分館は指定管理者に運営を委ねる一方、中央図書館には専門性の高い職員を配置して、持続的・継続的な視点に立った運営体制を構築するとともに、中央図書館が全館の司令塔として機能することで、市立図書館全館の安定的な運営を行なっているところであり、総務省がトップランナー方式の導入を見送っている理由として「教育機関、調査研究機関としての重要性」ということがあげられますが、この部分は枚方市においては中央図書館が果たすべき役割であり、分館で指定管理を導入しない理由は、本市にはあたらないと考えます。
以上のことから、図書館分館への指定管理者制度の導入は、費用対効果と市民サービスの向上に寄与しているものであり、より高いレベルのサービス提供と市民満足度の向上が  図られるよう、今後当初の予定通り他の分館へも制度導入を進めていくべきであると考えます。一方で、指定管理を導入したとしても、自治体は、設置者としての責任を果たす立場から指定管理者を監督することになります。指定管理者に丸投げをしていると言われないようにしっかりとモニタリングを実施することが必要です。これまでの中央図書館・分館どちらもが直営という関係から、中央図書館は直営、6つの分館は指定管理という関係になりますので、今まで以上にしっかりと連携を取ることや中央図書館のマネジメントがより重要になってくることを認識していただき、中央図書館の役割を果たしていくべきだということを申し添えておきます。以上で、議案第21号については原案可決とすべきものであること、請願第5号については、採択すべきでないことを申し上げ、討論とします。
 

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委員会の後、

私と考え方の違う方ともお話をさせていただきました。

何人かのグループで来ておりましたが、

その中には一方的に自分の意見を述べ、

「自分は正しい、木村は違う」

という方もいれば、

比較的建設的に話をさせていただいた方がおりました。

 

生まれてきた環境・年代などが違うので、

見解の相違が出てきても仕方がないと思うのですが、

考え方の違う人を全否定してはいけませんね。

 

自戒を込めて。

 

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6月18日追記。

 

FBで

「牧野図書館、指定管理になってから雰囲気よくなりました。
休館日もなく、夜も遅くまで空いているので助かります」

というコメントをいただきました。

 

賛否あるのは承知していますが、

賛成されてる方の声を直接いただくのも貴重な機会です。

 

 

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枚方市議会議員 木村亮太(きむらりょうた)

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