今日は文教委員協議会でした。

 

案件は5つです。

(1)枚方市学校規模等適正化基本方針【改訂版】(案)について

(2)ひとり親世帯等に対する私立幼稚園保育料軽減について

(3)児童の放課後対策にかかる今後の取り組みについて

(4)生涯学習施設・図書館複合6施設への指定管理者制度導入について

(5)図書館施設の効率的・効果的な運営について

 

 

学校規模適正化という名の学校の統廃合、図書館施設の効率的・効果的な運営についてという名の図書館分室閉室。

 

人口減少時代だけにどうしても施設の統廃合の話も多くなってしまいます。総論賛成各論反対になりがちですが、進めていかなければならないものは進めていかなければなりません。

 

ちなみに分室は平均して年間1457万円の運営経費です。

公共施設白書(社会教育施設)P32より

公共施設は全体で、

長寿命化+延べ床面積縮減を考えています。


長寿命化:建築物への長寿命化対策を行うことで、改修周期を30年から35 年に、更新周期を60年から70年に延長する。

 

面積縮減:将来の人口推計の結果から10年毎の人口減少率を算出し、その減少率に応じて更新時に延床面積を縮減する。

H38 -3.5%

H48 -10.8%

H58 -20%

H68 -29%

 

 

(1)枚方市学校規模適正化基本方針【改訂版】(案)について

 

2点修正したことに対して報告。

①大規模校にならないように
→大規模校や過密校にならないように

②跡地活用
→地域に果たしている役割を踏まえ、避難所機能の確保等について検討していく



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Q
保護者の説明会に行ったときに、
小規模校も一人一人に向き合った教育でメリットがあるんだと。

メリットもある一方でデメリットがあると書かれている。
どういうところがメリットと考えているのか?

A
メリット
目がいきわたりきめ細かな対応
施設に余裕がある。

デメリット
交友関係が限定
競争や切磋琢磨の社会性育成に妨げ


Q
11クラスなら不適正ということだが、
親・子どもの意見も聞くべきではないか。

文科省の方針や今後の将来推計から考えているが、
子ども保護者教師がもうこれじゃたまらんとなれば教育委員会が考えるべきではないか。



名前が直接挙がると住んでもらえなくなるのでは。
9校だが、表に名前が載っていると・・・。

学校があるかないかは大きい。
資料(表)をつけないという考えはないのか。



A
H27-35の推計で小規模となる小中のH55の推計で適正規模になる見込みがないことを示している。

Q
H55まで示されたらたまりません。
5年ごとにローリングするといっても・・・。

Q
過密校の対応は?

A
プレハブで対応


Q
津田南。図工室。心の相談室がない。
今からでも対応を考えないと。

子どもたちの学校環境がない。

市長との公約との整合性は?
独自で少人数学級をしていくという方針はないのかと意見。


====
Q
地域の理解を得ながらとのことだが、どのように対応?

A
より細かな説明をして、理解を得てもらって。
統合協議会で実施に向けて細かい議論。

Q
コミュニティの中では統合になった時の危険個所など地域で考えて勉強会を自らやっている。
地域の大切な声を拾い上げて。
教育委員会だけではなく市長部局とも連携して。


===
Q跡地活用について
→地域に果たしている役割を踏まえ、避難所機能の確保等について検討していく

なぜ具体的・限定なのか?
市民住民の安全・・危機管理上・・とかのほうがいいのではないか。


A
表現方法については再度検討していく。


Q
議員1年の時に村野・牧野の統廃合があって(18年前)
進め方のところで、通学路で単独歩道橋とかスロープ整備。
夜間照明。
地域住民の跡地活用についてもサプリ村野になった。

当時、公民館構想。村野小跡地、サプリ村野。
跡地活用、限定してではなく。


A
市長部局とも連携して考えていきたい。

~10:49
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(2)ひとり親世帯等に対する市立幼稚園の保育料軽減について


国の保育料軽減の法律変更に伴い、
市の保育料も改正する。

(といっても対象者はいません)


~10:54
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(3)児童の放課後対策にかかる今後の取り組みについて
(全児童対策)

H29年6月(仮称)児童の放課後対策検討委員会
9月(仮称)児童の放課後対策審議会

H30 4月モデル事業を実施
H31 4月計画に基づき事業を実施


==
Q
調査から何がわかったのか?


A
2年4年に対象。受け皿の多様化。一人でテレビ・ゲームをしている子どももいる。
運動場、体育館、自習室の開放へのニーズが高く。その次がスポーツプログラム。

Q
検討委員会で検討する内容は?


A
国の放課後子ども総合プランを踏まえて検討。


Q
留守家庭、入室希望が増えている。
留守化の問題を解決すべきではないか。


A
入室希望者は増加傾向。
状況把握をして余裕教室と職員の確保。

Q
共働きが増えてる中で検討をしていただきたい。

今後の計画の中で、小学校数校でモデル事業とのことだが、
最終答申が出す前?

保育所に通っている子どもへの調査も必要ではないか?

A
中間答申を実施し、モデル事業を実施し審議会にフィードバックして最終答申に活かす。

今留守家庭に通っている子ども保護者を対象に調査。


Q
モデル事業と最終の事業が違うのは混乱するのではないか。
支援が必要な子もいるので、教育現場でやっていいのか。
しっかり話をしてからやるべきではないか。


===
意見。
やっていくというのは悪いことではない。
留守家の子どもとそうじゃない子が一緒にいるという中で、
どこまで目が届くのかを考えていかないといけない。

見守りの人がどこまで。

留守家は7000円。
17時までなら無料。

土曜日のいきいきの方、人件費ではなく、材料費など。

地域の方に負担をかけるのは大変。
やるとしたら高齢者の居場所づくりと含めて、
子どもたちと一緒に高齢者が触れ合う場。


===
Q
45小学校全部でやるというのはイメージがわいてこない。

放課後自習教室。
学力向上のために設置されたと思っていたが
そのあたりはどうか?


A
もともとは学力向上のためにやっている。
今は放課後子ども教室として実施している。




Q教育現場ではそういう思いではやっていない。
退職教員が週に何日か行っている。

教員も自習教室に来ている学校もある。
放課後対策と授業が混在している。

留守家庭は教員がいない。

不安なのは教職員が新しい事業が始まって駆り出されるのではないかと。


A
教職員の負担がないように。
学校教育の一環と位置づけられるものではないとなっている。


Q教職員の仕事ではないということを明らかにしておいてほしい。


==


Q留守家庭児童会の利用者が増えている。
他市に比べてどうかなど、要因は?

A
他市の状況まではわからないが、
H26に保育9200→7200にしたときに増加傾向。

2-4年が従来と比べてやめにくくなっている。


Q
保育料を安くというのは議会からも要望していたが、
5年で1000人増えているので人手不足。
留守家のありかたも含めて。



==
(4)生涯学習施設・図書館複合6施設への指定管理者制度導入について

H30年4月~H35年3月末までの5年間

H29 6月条例の改正
H30 4月指定管理者による管理運営の開始



==
さだ・牧野が導入前に比べて効率的になっているのか?
残りの4施設に導入するのが問題はないのか?
指定管理者の基本指針。

サービス水準、経済性、管理運営の瑕疵

サービス水準
導入されてからの調査。導入される前との比較はあるのか?

A
1Fと2・3Fは違う建物だったが、
総合窓口にしてから図書館利用してない人が利用するようになった。

Q
良くなったという声と戻してほしいという声を聴いたことがある。
実際に施設に見に行ったこともある。
良く対応していただいていると思う。


利用時間の拡大はしたのは承知しているが、
貸し出し冊数とか利用者は?


A
複合施設での開館日が統一された。
貸し出し冊数の増加につながっている。


Q
新たな機器の導入。直営ではなぜできなかった?

A
ランニングコストが高いというのもあって導入できなかった。
デジタルサイネージ(電子掲示板)も総合窓口と連動してい考えていただきたいが上の階のイベントの掲示などができている。

Q
連携事業の実施
直営でもできるんじゃないか。


A
洗練されたイメージなど民間が優れている。
牧野のイベント、参加後交流するようなワークショップ。満足度が高かった。

Q
指定管理者だからできたってのは弱いかなと。

コストメリットに関して。
どうなったのかの説明がない。
2館について見出せたのか?

A
2年間で328万円
開館時間を大幅に増やしているのでコストの削減につながっている。



Q指定管理料のコスト、指定管理者を管理するためのコストは?

A選書などがあげられるか、直営でもやっていることなので、見えにくい。



Q管理運営の瑕疵
6施設で導入していきたいということだが。

藤阪地域なので菅原・津田を使っている方がいる。
不安の声と期待の声がある。

指定管理者導入への想いを。


A
行政運営の効率化という側面と、
導入したことのメリット。民間のノウハウを活用してサービスが向上してるので、
市民の役に立つようなものにしていきたい。

==

Q
検証して次のステップが必要。
1.5倍になったとのことだが、貸し出し冊数の推移は?
延長した7時から9時の利用者は?

A
コンピュータの入れ替えで2週間休館。
全体は6.5%の減少。

さだとまきのは5%の増加。

夜7時以降の2時間の貸し出しの割合はさだ5%牧野6%
3月に限ってみるとさだ8%牧野7%
夜間の利用も少し伸びている。

直営の時代では休館日だった日については
さだほかの曜日に比べて10月67% 3月80
牧野 10月68%→3月77%

11月89%→3月98%
11月77%→3月は100%こえ

夜間の著しい伸びは見受けられないが、
休館日は伸びている。


Q
夜間の時間は増加がみられないということで、
光熱費とか人件費見ていかないといけない。

なぜ直営ではできなかったのか。


近いところでやってもいいんじゃないかと思うが、
地域の情報センターの役割を果たしていけるのか?



A
様々取り組んでいくから大丈夫だ。

Q
選書リスト気になる。

27年の3月では検証体制の話があったがその後は?


A
社会教育委員会議でも、
指定管理者が頑張ってくれている印象であるという意見。


Q
図書館協議会の設置を求めてきた。
情報公開請求で指定管理のモニタリングシートを見た。
5月と10月で実施済みが実施できていないになっていることもある。
議会にも情報が少ない。

指定管理を行うべきではない。
きっちりとした検証もない。
検証の場を設けておくことを求める。

==
Q
指定管理2館
総合窓口でもいい声を聴いているとのことだが、
議会の立場としてわかりにくいところがある。
各種会議、審議会からの意見が6行でまとめられている。

4つの会議体がどういう立場の会議でどういう意見か。

指定管理であろうと直営であろうと、税金投入している。

何をもって利用者とするのか。
その人達だけの声だけでいいのか。

一部の人だけにではなく。


☆会議体の概要と意見の開示を求める。






==
(5)図書館施設の効率的・効果的な運用について

茄子作、東香里、釈尊寺の3つの分室はH30年度中に見直し計画を策定
建て変わった香里ケ丘図書館が再オープンする平成32年度中は継続して改質。

山田分室については地元等と協議しながら平成29年度中の閉室をめどに。


==
Q
いつから地域の皆様と協議?

A
3月から市民の声。ホームページでも公表。

Q
とてもスピードが速いのではないか。


A
山田分室、かつては山田図書館。
中央図書館ができたときに分室。
集会室機能は別のところ。
利用者数・貸し出し数も減少している。

Q
おっしゃってることはよくわかるが、
長年使ってこられたという経過もある。
時間をかけるのがいいのだとは思わないが、
利用者数が少ないからと言って切られるのは。

A
地域の方々の理解を得ていただきたいなと。
ほかの政策目的とも、高齢者居場所づくりの視点も含めて。


==
Q山を越えていけない、どうしてくれるのか?
行ってください。ってのはどうなのか。
丁寧な説明が必要ではないか。

A
丁寧に話し合いは進めていきたい。

Q議会で一般質問もできない。
すべての人に説明が必要
利用者も地元の住民も知らされていない
許せない。
1.5キロ以内のところを急ぐ必要があるのか。


==
Q議会に対しての説明を。
駅前の中でサテライト。教育委員会の考え方として、
市駅周辺での閲覧フロアのある図書館施設の設置は課題を考えている。
とは?

A
意見については真摯に受け止めたい。


==
12:30ころ終了しました。

 

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