子どもの生活に関する実態調査の中間とりまとめが出ておりますので、
一部抜粋です。
もろもろ詳細は、
子どもの生活に関する実態調査についてという市のHPをご覧下さい。
まず、タイトルの相対的貧困率について、
この部分を参照しましょう。
相対的貧困率の計算方法は、
等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人数の平方根で割って算出)が
全人口の中央値の半分未満の世帯員を相対的貧困者としている。
ですので、中央値の50%以下の困窮度Ⅰが相対的貧困にあたる部分です。
ですので、この調査結果からは
枚方市の相対的貧困率は10.8%といえます。
絶対的貧困と相対的貧困率は違います。
ただ、所得に関しては、
※国調査では、所得額等について回答者に詳細な記述を求めて算出していますが、本 調査における世帯所得額については、回答者の負担感や回収率への影響を考慮し、 平成27年中の所得額等について50万~100万円といった数値の幅を持たせた選択肢 で把握することとしました。そのため、国調査と同様の算出方法を用いることはで きないため、国の算出方法に、本調査での幅のある所得の選択肢のそれぞれ上限値 と下限値の平均値を当てはめました。
【例】世帯所得が「500~550万円」で世帯人員5人の場合、世帯所得を525万円と して等価可処分所得を算出 234.8万円(≒ 525万円÷√5)
ということですので、そこまで厳密でははありません。
と前置きはしておきまして。
いくつか気になった部分などピックアップいたします。
詳細は、子どもの生活に関する実態調査についてという市のHPをご覧下さい。
困窮度が高いほど、ひとり親世帯の比率が上がります
(ひとり親の中でも特に母子世帯ですね)
困窮度が高いほど、非正規(パート・アルバイト)の比率が高くなりますし、
ひとり親世帯(特に母子世帯)の方が非正規(パート・アルバイト)の比率が高くなります。
困窮度が高いほど、母子世帯の比率が高く、非正規社員の比率が高くなってるという状況は、おそらく全国的にも同じ傾向で、枚方市も同じということですね。
困窮度が高いほど、朝ごはんを食べる比率が低いとか、
子どもの入浴頻度が少ないというようにまとめていますが、
そこまで違いがないようにも思えます。
(これは誤差では?)
学力学習状況調査でも出てくるものですが、
朝ごはん食べるかどうかと、学力の関係(理解度との関係)です。
朝ごはんは食べましょう!
困窮度が高い子供ほど学校以外での勉強時間をとることができず、
そして、学習理解度も低くなります。
家で勉強しましょうと言いたいところですが、
困窮度が高い家庭はひとり親も多く、
勉強を見る時間を撮るのも難しいということですね。
子ども自身も保護者の子どもに対する進学希望も、困窮度が高いほど、
大学・短期大学まで行きたい、行かせたいの割合が低くなっています。
困窮度別の保護者の相談相手ですが、
どの困窮度でも配偶者・パートナー、自分の親ですが、
困窮度が高いほうが配偶者パートナー比率が低いですね。
ひとり親で、相手がいないというのもあるのでしょう。
また、困窮度が高い方々での比率は若干高いのですが、
公的機関や役所の相談員が相談相手になっている比率が非常に低いです。
存在を知らないとか、
アクセスできない(公的機関が空いている時間と働いている時間が重なる)
などの部分もあるかと思います。
あれば良いと思う子どもの居場所について調査しており、
「同じ年ごろの子どもが集まって食事ができるところ」
(子ども食堂など)
は、最大でも30%のニーズで、
一方で勉強を教えてくれるは最大60%となっておりますので、
居場所づくりの際には、どういうものがいいのかの参考になりますね。
子どもへのフォローをどうしていくかとともに、
親の就労などをどうしていくかもあわせて考えていかなければならないですね。
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枚方市議会議員 木村亮太(きむらりょうた)
公式サイト http://kimura-ryota.net/
ご連絡はこちらにお寄せください。
twitter →@kimura_ryota
未来に責任
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