大変遅くなりましたが、

11月1日2日の先進都市視察の内容です。

 

こちらは荒川区の子ども食堂についてです。

 

近年、子どもの貧困対策そして、

その手段としての子ども食堂は多くの自治体で取り組んでおり、

枚方市も今年度から補助金を支出して11個の子ども食堂の運営補助をしております。

 

 

視察先の荒川区は、

これまでも区民の幸福度をどう最大化させるか?

ということをずっと取り組んでおり、

その一環としての子ども食堂だという印象を受けました。

 

GAH(グロスアラカワハッピネス)ということで、

ブータンのGNHを参考に取り組みを実施されております。

 

 

「地域と関わっている人ほど、GAH(住民幸福度)が高い。」

という副区長の言葉にはなるほどと思いました。

 

区長選の期間中
にもかかわらずありがとうございました。

 

 

 

 

 

公務員は内向きになりがちだが、
住民の幸せのためにある。

区民の総幸福度をあげようと。取り組んでいくと大変難しい。
幸福にするのもそうだが、不幸にするのをも減らす。

荒川区、自治総合研究所(自治体シンクタンク)
いくつかの原因があって類型化すれば・・と考えていたが、
いろんなケースがありやればやるほど難しくなった。

失業して精神的に不安定なのか、
精神的に不安定だから失業したのか。

相手方のあることなので、直接話を聞き取れないことも。


何とか施策につなげないといけない。

学校で言われたことをもってこれない。
親が外国人だったので日本語教室・・・とか。

試行錯誤道半ば。


===
自治総合研究所も総務企画部
5月の法改正で特別区も児童相談所が設置できるということでその準備。⇒H33

GAH・・・グロスアラカワハッピネス

■経過。
・H21年5月子どもの貧困問題検討委員会の設置
10月荒川区自治総合研究所の設立
子どもの貧困・社会排除問題研究プロジェクトのスタート

・H22年3月中間報告書の公表。

荒川システム。横のつながりが大事。
・H23年11月子どもの貧困の早期発見のための情報共有に関するPTの設置。

直接のヒアリングは難しいので
ケーススタディということで、ケースワーカーや保育士への聞き取り。

 

 

子どもの貧困の「リスク」を抱えた家庭に、「決定因子」が組み合わさることで発生。

不衛生・・・いつも同じ服
食生活不全・・学校の給食をやたら食べる


決定因子のところで何らかの支援ができれば
子どもの貧困状態からの回避ができるのでは。


 

 

4つをまんべんなく底上げすることで。
目標
組織・人材
多様な政策・施策
社会関係資本(地域力)

横の連携が不可欠。
現場での情報共有・連携。

幸福度の推進リーダー。
地域の方になってもらって、話をする場。

幸せリーグ。全国の自治体と緩やかな連携。


子どもは家庭を含んで支援をしていかないといけない。
全庁的な体制。(全ての部長)


医師会は入っていたが、歯科医師会も連携。
虫歯があるのは、食生活??

個人情報の問題。
協議会にかかってくるときには個人情報関係なくなるが、
問題が見えかけている人について情報開示が難しい。

実務部隊では窓口で、ほかの部署でも相談をするようにつないでいく。
貸し付けの相談であれば、就労支援も必要なのでは、と。

検診の時に精神科医もいるので、
その時に個別相談。


H24学習支援事業小5から中3
有償ボランティアで地域の方に。

学校でもH26荒川寺子屋事業。週1回朝学習。校長先生の裁量で補習事業。

学びサポート、1:1くらいで。
自主的に勉強してもらう。

年間70名。
場所的には1か所なので増やしていきたいな。

タブレットをH26年から一人一台体制。
これからICTは日常的だが、経済的に使えない・買えないというのがないように。
プログラミングや、通学路の安全確認(写真撮るとか)地域の青少年協議会と通学路マップつくるとかも。


オープンではなく、支援が必要な子どもたちに来てもらう。
夕食、学習支援、団らん。
そういうのをやっている団体に対して補助。

H27年から2か所、H28年5か所。
1か所を除いて民間の団体の施設。

お米はフードバンク。野菜は近隣でもらっている。

団体によって中学生が中心であるとか、小学生が中心とかも。

受験に向けてアドバイスや地域の大人が模擬面接。

子どもたちは一人で来て一人で変える。
ボランティアから親に帰ったよ、の連絡はしている。

1回やるごとに1.5万円。
子ども一人につき1000円加算。

計画を出して概算払いをして最後に精算。

15人くらいのところと

30人のところだと200万くらい。

大事なのは就労。

就労支援課。ハローワークの所長に任期付きで。
どうやってほかの部署の職員にも就労意識してもらうか。

高齢福祉障害福祉生活福祉は兼務指令。
就労について忘れないようにと。

保護者の学び直し事業(高卒認定試験)
履歴書の書き方、パソコンの使い方。

日暮里にマザーズハローワーク、若者ハローワークを誘致。

リスクに応じて、専門家、ボランティア、子育て交流サロン。

校長先生100万円好きに使っていい。
悩みとしては先生が足りない(大学生のボランティアも含めて)

貧困世帯の子どもだけというところで差別になってしまう??
親に対してのアプロ―チどうするか。なんとか教室やっても意識のある人が来るので・・。


===
H21年5月
検討委員会を設置した当時の状況は??背景は?

H17年から子供の数が落ちて、それから増えてきている。
小学校も足りない、建設。子供たちの状況貧困かどうかについては・・。

格差社会、非正規の問題、就労の問題から子供に影響があるんじゃないかと問題視して。
影響を受けてしまう子供たちのことを考えないとと。

実態を把握するというのを。


荒川区は23区の中では所得階層が高いわけではない。
所得格差問題の中で子どもの貧困につながってきた。


H20
産後うつの取り組み。7年間の間で出てきた課題などは??


荒川区が精神科で宿泊できる病院がなく、保健士が未然に医者の見立てがある方がいいのではないかと。ハイリスクが見えてくるとともに、ローリスク、グレーゾーンに対して、
医師のところに行かなくてもいいが、何か関わることができないかということで、出てきたのがボランティアの活用の訪問相談事業。
医療につなげるだけではなく、外に親子を出す。H18年子育て交流サロン。保育園をつくるときには子育て交流サロンも作って、地域のお母さんをいかに出てもらうか。
層に応じたアプローチ。
出産の前にどう拾っていくか。出産直後の支援。乳児の全数訪問はやっている。

===
・呼びかけどうしているのか。
来てはいけない人が来ることはないのか??

地域の団体が。想いを持っている。
この子を支援したい。

この事業のために新しい団体。
子どもたちに声をかけて。


学校の校長や生活指導にもそういう子供がいたら。
SSWが同行。3回行けばひとりで行ける。

生活福祉課のワーカーからも声掛け。


友達が行ってるなら行きたいよというなら、併せてきてもらってもいいよとなるが。
定着するのは支援が必要な子どもだけが定着する。

団体に情報の開示は難しいので、団体の方で聞き取り。
町会長にも連絡して、声掛けしている。


民生委員とかにはチラシを配っている。

・どう見つけるのか


民生委員には、
児童部会、児童委員月に1回。子ども家庭支援センターが主になるが、出席して情報共有。
教育委員会との連携。個々のケースについては学校に出向いてケース会議。学校でのケース会議。

職員の感度を高めるために、ゲートキーパー研修を受けている。救急救命士の資格もとる。

学習支援については、学校経由で推薦。
半分くらいは就学援助を受けているお子さん。
親からの希望も。
勉強しないなら帰れと。渋々ながら勉強する。

不登校・引きこもり、人数の把握は??

中学校2.97⇒3.54⇒3.14
小学校0.35⇒0.42

家庭訪問いけないとかのをSSWが家庭と学校をつなぐ。

不登校用の教室と学びサポートは同じ建物なので、
一緒に受けるとかも。

子ども食堂親が行かせないとかについての対策は?

場が必要な、という話にしている。
支援を断る方の方が支援が必要。


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GAH
46の項目、4000人にアンケ

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いかに地域力を強化していくか
きめ細かい対応。空き家の活用にもここも関連して。
緒に就いたばかり

荒川区はお祭りの町会ベース。
マンションに住んでる人をどうやって入ってもらうか。

タブレット
小学校8000人
中学校3000人
毎年6億。

持ち帰りはない。


学びサポート、1:1くらいで。
自主的に勉強してもらう。

年間70名。
場所的には1か所なので増やしていきたいな。

週3回で1回多い時は20人。
大学生は10人。週2回くらいこれるように。
常時5人から6人。

HPでも募集。大学にお願いに行く。キャリセン。
教員志望のところに声掛けして。1年間。認証制度の奨励。就職先に行っても・・・
学生本人も自信になったり、自己肯定感。自身をもって説明ができる。
学校の先生になりたいということで転職する間に居場所のところでボランティア。

教員の面接のときにしゃべられる。


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独立性を持たせて、
財団法人で自治体総合研究所

これまでのテーマ
・地域力
・子どもの自然体験(科学的に明らかにしよう)
清里高原に行った前と後で生きる力とか積極性をはかる。

地域と関わっている人ほど、GAHが高い。

 

 

区役所の前で委員会所属議員と理事者(担当副市長、担当部長)とパチリ。

 

 

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枚方市議会議員 木村亮太(きむらりょうた)

公式サイト http://kimura-ryota.net/

 

ご連絡はこちらにお寄せください。

hirakata@kimura-ryota.net

 

twitter →@kimura_ryota

 

未来に責任

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