10月24日の厚生委員会での視察の内容その2です。

その1はこちらです。⇒東淀川区の中学生勉強会の取り組み

 

 

豊中市議会の議会棟の前でみんなでパチリ。

 

 

東淀川区の中学生勉強会の内容で、

豊中市は子ども食堂についてお話をお聞かせいただきました。

 

運営されているNPO法人ZUTTOさんにお話を伺いました。

 

 

こちらもお話を伺っていると、

本当に来てほしい子供にどう来てもらうか。

子ども食堂・・・経済
的に苦しい子というイメージを出すと行きにくくなる子もいる。

 

学校との連携が大事という話がこちらでもありました。

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情報の輪サービス株式会社というところが運営主体。
30年くらい前に設立。
シングルマザー支援。

緊急雇用を受けている。

就労支援の相談者がいて、
就労の場の提供。
実習の場。

ZUTTO男女共同参画社会の実現と子どもの健全育成で2005年から。
昔はドーンセンターの委託を受けていた。

スタッフとしては1年くらい。
その前は情報の輪サービスの方で3年くらい。

シングルマザー登録して調理免許と介護士の研修、パソコン勉強、飲食店の実習。
⇒その後就労

 

 


庄内の駅から歩いて6分くらいの場所
住宅とお店が混在しているところ。
アパートの1F。もともと散髪屋。

 

〇若者居場所ぐーてん
ニート引きこもり

 

〇居場所暮らし応援室。
豊中市の委託授業

内職したり、パソコンしたり。

 

〇ぐーてん子ども食堂

日本の子供の状況
相対的貧困率は15.7%

相対的貧困って言葉は最近よく出ていると思うのですが、

具体的には、

1人世帯なら月10万円くらい、

2人世帯なら月14万円くらい、

3人世帯なら月17万円くらいのことです。


ひとり親家庭で子供一人あるいは兄弟だけで夕食を食べる子どもがいる。

ひとり親世帯の5割が貧困


日本はシングルマザーの8割の人は働いているのに貧困。

 

 

朝日新聞によると全国で300か所。

豊中ではぐーてん(庄内)含めて4か所。
居酒屋が運営しているところも。親子で来てください。(庄内)
千里中央は公民館。親子で来るというイメージ。転勤族、ご近所付き合いがない方。
校区福祉委員会(庄内南、桜塚)


誰でもウェルカムのところもあるが、子供ないし、その親
スペースの問題で。

目的は居場所づくり、つながりつくりと見守り

2015年11月から月1回。
5月からは月2回で合計17回実施。

30食限定。

平均で子ども14人、大人12人。
最近は子供18人。

最初は子供と接点なくて、民生委員、地域の公園でチラシ配ったり。


食器はいただきもの。
高齢者施設をやっているNPOから食器を。

6時から8時が子ども食堂で、
その中で5時から6時宿題タイム。


食材の寄付はFBとかホームページで募集している。
現金寄付も受け付けていて、毎月2000円とか振り込んでくれている人も。

ボランティア毎回来てくれる人もいるが、あてにするのはきついかな。

 

フードバンクOSAKAとも連携。

他にも、おてらおやつクラブ
お寺お供えが多くて、食べきれないので、有効活用。

とよなか夢基金17.8万円

 

 

子どもたちへの告知はチラシ


学校・公民館
民生委員自治会回覧板
地域の人の紹介

事務所の看板、子どもたちの口コミ

 

 

参加者は小学生7~8割

残りは未就学児と中学生。
校区内の子供がほとんど
校区外の子供は保護者と一緒に来ることが多い。
中学生と高校生は電車で来る人もいる。
電車で40分くらいとか。

 

 

■見えてきた子供たちの状況
親の帰りが遅い。
子どもだけで留守番をしている。
夜、子どもたちだけで行動する中学生
言葉の暴力、家での暴力
家庭不和(苗字変わるねん)
ひとり親でお母さんが忙しい
夏休みに学童保育以外の居場所がない


■ぐーてん子ども食堂の考え方
食事することが目的ではない
斜めの関係
しつけの場ではない。受け入れられる場
人間関係をつくるためには同じ人がいることが必要(ボランティアが入れ替わりではだめ)
解決まではできないけど、問題発見の場でありたい。

 

子ども食堂にも
ケア付き食堂と共生食堂とあるが、
ぐーてんはケア付きに近い。

 

 

■課題
場所が狭い
学校の人間関係を持ち込まれると学校に居場所のない子供はしんどい??
学校との連携をしたいがプライバシーとの関連・・
貧困の子どもの為というネガティブなイメージ?
ボランティア(特に大学生)、食材、寄付の確保
月2回で十分なのか?週1くらいにできれば・・。
しんどい人にどうつながっていくか。

 

 

===

 


 

■質疑応答

Qしんどい人にどうつながっていくか、の部分。

A子どものこと一番知ってるのは学校の先生。
個々人の子どもに声かけるのはできないと。
全校生徒に配るのはできるけど、場所の問題もあって多く来てもらっても。
SSWは個々人の生徒に声かけてもらったらいいなと。


市としての福祉セクションで。
団体がいかに活動しやすいようにするために、
テーマ型と地縁型の団体のマッチング

 

 

Q食材の確保。寄付。
お店と提携をするとかはあるのか?

A野菜をつくっているところがあって、豊能町から、作りすぎたのはもらっている。


Qお米どれくらいつくっているのか?お米の確保は??

A意外とお米は集まる。農家に契約して買って余るから持っていきますとか。
コメは1回15合くらい炊く。

 

Q大学生ボランティアはどうやって来てもらうのか?

A働きかけ今後はしていかないとと思っている。

 

 

Q場所が狭いという話があったが移転などは考えているのか?

Aたくさんなら公民館。
ぐーてんいつもいる場所。というのがいいのかなと。
ここに場所があって、立ち寄れる場所として。

 


質問しているところです。

 

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枚方市議会議員 木村亮太(きむらりょうた)

公式サイト http://kimura-ryota.net/

 

ご連絡はこちらにお寄せください。

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twitter →@kimura_ryota

 

未来に責任

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